R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

オザトレ&オダトレ

3連休の 日曜はいつもの「オザトレ」へ。

 スーキャリはチェーンが切れたままだし、連休で高速も渋滞しているだろうから、またオザワさんにコルベット号をお借りすることにして、GSで向かう。

 

今日はふだんよりちょっと早い、6時半にオザワ邸集合。

なので余裕を見てまだ薄暗い5時過ぎに出発。

 

ディスプレイに表示される外気温、

都内は13℃だったけど埼玉に入ると5℃まで下がり、今シーズン初のグリップヒーター投入。

こちらも今季初のマックスフリッツ、冬用パンツを履いてきたけど、腰のあたりがスース―してうすら寒い。

風も冷たいのでスクリーンを冬用に換えておいてよかった。

 

オザワ邸に着くころには日も出てきて、気温も7℃、

いつものジモティーオダジマサンとの待ち合わせ場所まで、坂を漕ぎ上がるころにはうっすら汗もかいて、ポカポカに。

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そして30分ほどかけて見晴らし台まで。

 

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今日はさらに上まで上がり、山を二つつないでロングを走る予定。

 

まず前回のヤマザキトレイルで激坂すぎて下れなかった、「ためらい坂」を迂回するルートを走る。

「迂回」といっても岩場が多く、担ぎ上げる場面では転落もあり得るほど。

 

道を知るオザワさんも

「誰も通らないから落ちたら見つからないので、ひとりでは絶対来ない」そう。

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そして険しい激坂を下ったり、押し上げたりを繰り返し

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 押して押して

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まだ押して押して

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やっと頂上に。

と、ふだんノープロテクションのオザワさんが、めずらしくプロテクターを付け始めた(持ってたんだ)

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ここからガレ場の下りがあるそうなので、急いでヒザとヒジにプロテクターを付ける。

そしてスリリングなヒャッホートレイルを下り切ると、こんな幻想的な場所に出た。

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ここまでふた山超えてきて、最後の山へ。

いつもはオザトレの5キロくらいなのに、今日は4時間15キロくらい登って下っていたら、「太ももの前側」がつってきた。

ふだんは「引き足」が使えるビンディングペダルで、疲労の貯まりにくいハムストリングスを使って走っているので、いくら走ってもアシにこなかった。

コルベット号はママチャリと同じフラットペダルなので、疲れがたまりやすい「太ももの前側」太ももの筋肉が酷使され、悲鳴をあげたらしい。

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ここから里に下ったところでちょうど12時。

午前中だけの予定だったが、せっかくなのでもう一本走ろうと、最後のトレイルへ向かう。

写真は無いがそこは路面が「土」ではなく、全面「岩」の通称「岩盤トレイル」

雨上がりは滑って危ないらしいので、今まで敬遠していたが、このところ天気が良かったので路面も乾いているかも?

ということで下見を兼ねて2キロほど、滑りやすい場所を教わりながら、頂上まで押し上げる。

ドキドキしながら走ったら、あっという間に下ってしまった。

思えばこんな岩盤路面は、去年まで走っていたモンキールートにもよくあった。

そこを鉄のハードテイルで走っていたのだから、同じハードテイルでも軽いカーボンに、フロント160mmの最強サスのコルベットでは、ラクチンのひとこと。

それでもラインを間違えると「スリップ即転倒」につながるし、ぬれた路面はコントロールが効かないが、いろいろな修羅場を経験してきて、すこしは上達したのかもと、ちょっと嬉しくなったりして。

 

それにしてもフラペで余裕で漕ぎ上げる、オザワ&オダジマコンビの健脚には舌を巻いた。

ふたりとも平日の通勤前に、週3回は早朝ライドを欠かさないのが、強いアシを保つ秘訣だろう。

都内に長さ数キロの激坂は皆無なので、ビルやマンションの階段上りを続ければ、私も健脚になれるかも?

とはいえ高層マンションにはオートロックが当たり前で、部外者は入れないし、ビルの非常階段も不審者と疑われるので、これもむずかしい。

 

里に出たところで家の用事があるオダジマサンとお別れ。

私がいつも

「この横道は走れるの?」

とか

「あそこにも走れそうな道がある」

なんていうので、オダジマサンもソロでわき道に入っては、新たなトレイルを探しているとか。

 

そのうち「オザトレ&オダトレ」で20km以上の、ロングトレイルも夢ではないかもしれない。

 

オザワさんと「ひと山」先のオザワ邸を目指すが、ここからは舗装のダラダラ登りが3キロ続くので、乳酸が回り切ったアシは今にもつりそう。

 

オザワさんが

「おふくろが子供のころはこの山のなかを歩いて、学校に通ったらしいので、ショートカットしてみよう」

と提案が。

さっそくブッシュをかき分けて、100mほどの最短距離を担いだり押し上げて直登する。(注:ここはトレイルでもケモノミチでもない、ただの山)

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とはいえもう何十年も昔のハナシで、オザワさんも子供のころ通っただけ。

記憶も不確かでなかなか進まず休憩。

疲れて天を仰ぐの図 ↓

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気を取り直して登ると、ほんの数十メートル進んだところに「古道」を発見。

ここは子供のころよく遊んだ場所らしく、気持ちよく下っていくと無事、オザワ邸の横に出られた。

午後は予定があるというオザワさんに別れを告げ、今日も山田うどんで遅めのランチを食べ、高速に乗る。

 

満腹とポカポカ陽気と、ここちよい疲労感でまた眠気が。

三芳SAでコーヒー休憩して、無事帰宅。

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どんなガレ場の難所より、この最後の車庫入れが一番、神経を遣う。

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雨で鉄板が滑るときは、ビブラムソールでもツルツル滑るが、ガタイのデカいアドベンチャーに比べれば、まだGSはラクなほう。

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とはいえ高速で渋滞に関係なく、快適に走ってくれるGSも良き相棒なので、オザトレ用に1台、オザワ邸に置かせてもらうべく現在画策中。