3連休の 日曜はいつもの「オザトレ」へ。
スーキャリはチェーンが切れたままだし、連休で高速も渋滞しているだろうから、またオザワさんにコルベット号をお借りすることにして、GSで向かう。
今日はふだんよりちょっと早い、6時半にオザワ邸集合。
なので余裕を見てまだ薄暗い5時過ぎに出発。
ディスプレイに表示される外気温、
都内は13℃だったけど埼玉に入ると5℃まで下がり、今シーズン初のグリップヒーター投入。
こちらも今季初のマックスフリッツ、冬用パンツを履いてきたけど、腰のあたりがスース―してうすら寒い。
風も冷たいのでスクリーンを冬用に換えておいてよかった。
オザワ邸に着くころには日も出てきて、気温も7℃、
いつものジモティーオダジマサンとの待ち合わせ場所まで、坂を漕ぎ上がるころにはうっすら汗もかいて、ポカポカに。
そして30分ほどかけて見晴らし台まで。
今日はさらに上まで上がり、山を二つつないでロングを走る予定。
まず前回のヤマザキトレイルで激坂すぎて下れなかった、「ためらい坂」を迂回するルートを走る。
「迂回」といっても岩場が多く、担ぎ上げる場面では転落もあり得るほど。
道を知るオザワさんも
「誰も通らないから落ちたら見つからないので、ひとりでは絶対来ない」そう。
そして険しい激坂を下ったり、押し上げたりを繰り返し
押して押して
まだ押して押して
やっと頂上に。
と、ふだんノープロテクションのオザワさんが、めずらしくプロテクターを付け始めた(持ってたんだ)
ここからガレ場の下りがあるそうなので、急いでヒザとヒジにプロテクターを付ける。
そしてスリリングなヒャッホートレイルを下り切ると、こんな幻想的な場所に出た。
ここまでふた山超えてきて、最後の山へ。
いつもはオザトレの5キロくらいなのに、今日は4時間15キロくらい登って下っていたら、「太ももの前側」がつってきた。
ふだんは「引き足」が使えるビンディングペダルで、疲労の貯まりにくいハムストリングスを使って走っているので、いくら走ってもアシにこなかった。
コルベット号はママチャリと同じフラットペダルなので、疲れがたまりやすい「太ももの前側」太ももの筋肉が酷使され、悲鳴をあげたらしい。
ここから里に下ったところでちょうど12時。
午前中だけの予定だったが、せっかくなのでもう一本走ろうと、最後のトレイルへ向かう。
写真は無いがそこは路面が「土」ではなく、全面「岩」の通称「岩盤トレイル」
雨上がりは滑って危ないらしいので、今まで敬遠していたが、このところ天気が良かったので路面も乾いているかも?
ということで下見を兼ねて2キロほど、滑りやすい場所を教わりながら、頂上まで押し上げる。
ドキドキしながら走ったら、あっという間に下ってしまった。
思えばこんな岩盤路面は、去年まで走っていたモンキールートにもよくあった。
そこを鉄のハードテイルで走っていたのだから、同じハードテイルでも軽いカーボンに、フロント160mmの最強サスのコルベットでは、ラクチンのひとこと。
それでもラインを間違えると「スリップ即転倒」につながるし、ぬれた路面はコントロールが効かないが、いろいろな修羅場を経験してきて、すこしは上達したのかもと、ちょっと嬉しくなったりして。
それにしてもフラペで余裕で漕ぎ上げる、オザワ&オダジマコンビの健脚には舌を巻いた。
ふたりとも平日の通勤前に、週3回は早朝ライドを欠かさないのが、強いアシを保つ秘訣だろう。
都内に長さ数キロの激坂は皆無なので、ビルやマンションの階段上りを続ければ、私も健脚になれるかも?
とはいえ高層マンションにはオートロックが当たり前で、部外者は入れないし、ビルの非常階段も不審者と疑われるので、これもむずかしい。
里に出たところで家の用事があるオダジマサンとお別れ。
私がいつも
「この横道は走れるの?」
とか
「あそこにも走れそうな道がある」
なんていうので、オダジマサンもソロでわき道に入っては、新たなトレイルを探しているとか。
そのうち「オザトレ&オダトレ」で20km以上の、ロングトレイルも夢ではないかもしれない。
オザワさんと「ひと山」先のオザワ邸を目指すが、ここからは舗装のダラダラ登りが3キロ続くので、乳酸が回り切ったアシは今にもつりそう。
オザワさんが
「おふくろが子供のころはこの山のなかを歩いて、学校に通ったらしいので、ショートカットしてみよう」
と提案が。
さっそくブッシュをかき分けて、100mほどの最短距離を担いだり押し上げて直登する。(注:ここはトレイルでもケモノミチでもない、ただの山)
とはいえもう何十年も昔のハナシで、オザワさんも子供のころ通っただけ。
記憶も不確かでなかなか進まず休憩。
疲れて天を仰ぐの図 ↓
気を取り直して登ると、ほんの数十メートル進んだところに「古道」を発見。
ここは子供のころよく遊んだ場所らしく、気持ちよく下っていくと無事、オザワ邸の横に出られた。
午後は予定があるというオザワさんに別れを告げ、今日も山田うどんで遅めのランチを食べ、高速に乗る。
満腹とポカポカ陽気と、ここちよい疲労感でまた眠気が。
三芳SAでコーヒー休憩して、無事帰宅。
どんなガレ場の難所より、この最後の車庫入れが一番、神経を遣う。
雨で鉄板が滑るときは、ビブラムソールでもツルツル滑るが、ガタイのデカいアドベンチャーに比べれば、まだGSはラクなほう。
とはいえ高速で渋滞に関係なく、快適に走ってくれるGSも良き相棒なので、オザトレ用に1台、オザワ邸に置かせてもらうべく現在画策中。