R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

夏休み後半は山へ

海から帰った翌日、あわただしく蓼科のお山へ

80を過ぎた義父はクルマの長距離運転がつらくなり、長年持っていた山荘を売却することなったので、われわれと義姉家族で片づけにきた。

 

お盆休み初日なので朝イチは渋滞必至。

なので午前中に海グッズをかたづけて、午後2時に出発。

首都高は少し渋滞したが、5時半には蓼科に到着できた。

3年ぶりに来たがシカが多くてビックリ

 

別荘地内を数キロ走っただけで、20頭以上を見た(もっとかも)。

コロナで別荘に来る人が減り、駆除も無くなって「野生の王国」状態らしい。

先祖代々東京生まれの義父は田舎が無い。

40年くらい前、別荘を買おうと軽井沢や伊豆、那須などいろいろ回ったなかで、蓼科が予算と東京からの近さで気に入ったらしい(軽井沢はむかしから高かったそう)

同じ蓼科でも三井や東急など大手分譲地はやはり高く、サラリーマンの父には手が出ない。

そんななかで蓼科の一番上、標高1500mのこの分譲地は、なんとか手の届く価格だったそう。

念願のログハウスを建てて25年が経ち、15年前に建て替えたのがこの家。

私に「買わないか?」と打診があったが、中央道の渋滞は慢性化しているし、諏訪南ICから蓼科までの20kmは、行楽シーズンで渋滞すると2時間以上かかることもあって、断っていた。

 

今回売却することになった一番のきっかけは、2年前の夏。

料理がまるでダメな義父は義母とクルマできて、義母が一週間分の食材を作って冷蔵庫で保存。

定年して「サンデー毎日」の義父と違い、義母は習字やお料理など習い事や、友達と会うので忙しい(どこの老夫婦も同じか(@_@))

義父の運転で茅野駅まで送られた義母は電車で帰京、一週間後にまた電車で来るの繰り返し。

オペキチ(オペラキチガイ)の義父はここで毎日、大音量でオペラやクラシックを聴いているが、ロックなら苦情も出るところ、まわりの別荘の住人からもオペラは好評らしい。

 

それが2年前の夏、ちょっと酒のつまみを作ろうと、慣れない包丁でチーズを切ろうとして、指を切った。

それほど深手ではなかったらしいが、出血が止まらないので救急車を呼んだところ、ちょうど夏の行楽シーズンでビーナスラインは大渋滞。

2時間後に救急車が到着したときは、すでに血は止まっていたが、

「念のため病院に行きましょう」

と乗せられた救急車が病院に着いたのは、また2時間後だった.....

 

「これがもし脳梗塞心筋梗塞だったら.....」

と思ったらひとりで居るのが怖くなったそう。

 

事実、別荘の管理事務所でも、「独居老人が別荘で孤独死した」事例が、コロナ禍のここ3年で数件あったそう。

運転が好きな義父は東京からの往復300km、いつも運転していたが、歳をとったのとコロナで自宅に籠るようになり、目に見えて足腰が衰えてきた。

義母は「往復の運転は疲れるからイヤ」と、行く回数が激減したのも、手放す理由のひとつ。

売却にあたり別荘管理業者に売却を依頼したら、

「できるだけ家財は処分して下さい」

と言われたそう。

私も仕事柄、自宅の売却を依頼されるが、家具が無くて生活感が無いほうが、売りやすいのも事実。

ソファやベッドを地元のゴミ処理場へ粗大ごみに出すのに、クルマに乗るよう小さく処分。

イタリア製の高級ソファも中身は安い木材で、処分するときを考えないクギの多さに閉口する。

そして夜は義姉の子供たち3人と、にぎやかな夕食

近くに住んでいる甥っ子姪っ子たちと、ゆっくり会うのは3年ぶり。

うちが一番年下だけど、みんなお兄さんお姉さんになっていて、ちょっとドギマギ、「ネコをかぶって」いた。

 

歳をとると目覚ましをかけなくても早起きになる。

まだみんな寝ているので、テラスでコーヒータイム

今年から本格的にスキーをやろうと思っているので、周辺にスキー場があればベースキャンプにいいかも?

なんて思って調べたが、蓼科のこのあたりはファミリー向けの小さなスキー場しかなかった。

なにより標高が高いので、ここから白馬や志賀高原などへ遠征するにも、嫌いな雪道の峠をいくつも超えるのは、考えただけで憂鬱になる。

でもツーリングのベースキャンプなら、どこへ行くにも便利かも。

雨のなかテント泊する「苦行」は、TBIでさんざんやってもう飽きてしまったので、屋根の下でふとんで眠りたい。

なんてことをコーヒー飲みながら、しばし妄想。

そして往復1時間の町のゴミ処分場へ、何度目かのゴミ捨て

お盆休みなので早朝から混んでいる。

今日はふとん。

お盆休みなのに働くスタッフさんたちに感謝。

 

親たちが片付けしているあいだ、子供たちは散歩やゲーム(たまに勉強(@_@))

高1の姪っ子とすっかり姉妹

3泊4日の3日目は地元のプールへ。

台風が近づいている影響で、くもりから雨へ。

水温は低いけど「遊泳できます」のはずが、

「雨が激しくなったので遊泳禁止です」って(*_*)

急きょ、他の室内プールを探す

市民プールから15分のところにある、こちらも市営の温水プール

 

屋外プールでくちびるを紫色にして、ガタガタ震えながら泳ぐより、結果的に温水プールのほうが良かったみたい(体が冷えていないのでアイスも食べられるし)。

そして土曜日の朝イチでゴミ出ししながら、帰京。

渋滞する前にと10時半に蓼科を出発。

雨に追いかけられながらも渋滞せずに、13時半に無事帰宅。

 

たまりにたまった洗濯物と格闘しながら、片付け。

夕食を作る元気が無い奥様から

「焼肉いこう!」の提案に異論があるはずもなく

60歳になって同級生たちは、脂っこいものが食べられないらしいが、私はまだまだカルビが大好物。

そろそろ新陳代謝も落ちてきているらしいし、骨折して運動も出来ないので、食事制限しないとなぁ......

 

そして台風一過の日曜は、朝から断捨離。

子供の服はそのままだけど、キックボードと一輪車、ライフジャケットになんとプールが無くなっていて、奥さんが驚いていた。