週末は今シーズン4回目のスキークラブバスツアー
場所は1月と同じく白馬乗鞍スキー場
今回は娘も行けることに。
そのぶん荷物も増えるので、奥さんに集合場所の大井町駅まで、クルマで送ってもらう。
奥さんも来れば3人一部屋にしてもらえるので誘ったけど
「興味ないから行ってらっしゃい」
って(T_T)
11日(土)が建国記念日で連休。
なので今回は家族連れが多く、45人乗りのバスはほぼ満員
天気予報は東京も雪だったけど、集合時間の夜9時は雨。
スキー2本と重いバッグを持って、雨のなか電車で来ることを思えば、送ってもらえて本当にありがたい
(奥さんには「高くつくよ~」って言われたけど(@_@))
先月も大雪で安曇野ICで高速を降りてから、スキー場までの道の除雪が間に合わず、渋滞したりバスが除雪車とすれ違えず、ホテル到着が2時半になってしまった。
今回は首都高経由で関越道。
上信越道まではガラガラで、
「こりゃ1時前に着けるかも?」
なんて期待したけど、横川SAで冬用タイヤ装着の「検問渋滞」があり、到着したのは1時半。
それでも朝7時の朝食まで、5時間は眠れるのでありがたい。
でも娘は女性部屋で離ればなれ。
バッグの荷物には「スキー用」「お風呂あとの着替え用」などなど、細かくメモ貼ったけど、ちゃんとできるか過保護パパは、かなり心配。
そして朝食でレストランへ。
ちゃんと起きて着替えもした娘を見て、ホッとする。
前回は宿泊客の8割が中国人と韓国人。
「きっと富裕層がリゾートホテルの視察に来てるんじゃないの?」
「来年は中国資本に買収されるんじゃ?」
なんて思うほど。
レストラン入り口のシロクマのはく製が
「今度来たときはパンダになってるかも??」
なんて思ったけど、まだシロクマだった(来年はわからない(*_*))
今回も超満員。
と思ったらほぼ日本人だった
どこかの大学のスキー研修があるらしく、若者が多い
外国語が聞こえてこないことに、ホッとする。
ちゃんと着替えられたね、エライエライ
今回は小学生以下の子供が多くて、スキー初めての子も多い。
コーチ陣はほとんどが子供担当に。
娘はいちおうボーゲンはできるということで、初級でなく大人も一緒の中級クラスで滑ることに。
ボーゲンばかりだと本当に疲れるので、ターンのあと足を閉じる「シュテムターン」をマスターしてくれれば。
もっと欲を言えば両足揃えてターンする、「パラレルターン」まで覚えてくれれば、もっとスキーが楽しくなるはず。
なんて期待しながら娘と別れて、私は上級クラスへ
今回はモーグルの県大会が開催されていた。
ナマで観るのは初めてだけど、そのスピードにビックリ。
なかには中学生女子もいて、男子と変わらないくらい華麗にジャンプしていた。
今回、私は2級のバッジテストを受けることに。
前回は私ひとりしか受験者がいなくて
「次回まとめてやりましょう」
となっていた。
初日のレッスンが終わった午後3時半から、クラブのコーチ3名が検定員になり、検定開始。
手前は今回「1級」を受ける女性(たぶん私より年上(^-^;)
ほんとうはもう少し緩斜面でやるらしいが、ゲレンデが混んでいるので一番上の上級バーンで。
2級は1シュテムターン、2パラレルターン大回り、3パラレルターン小回り、の3種目。
自分の滑走が終わって下からパチリ。
2級を受けるのは私と高1の女の子。
彼女は小学生のときから両親と、毎年このクラブに参加していて、高校はスキー部に入り、もう大会にも出ているとか。
どうりで上手い。
パラレルの大回りとシュテムターンは、「バッチリできた」と思ったけど、パラレル小回りがちょっと「ウェーデルン」みたいに、小回りになってしまった。
むかしの長いスキーを振り回して滑るのが「昭和の滑り」で、もうウェーデルンという滑りは無い。
いまのカービングスキーでは、カーブが邪魔でテールを振り回せないが、後半スピードが出てしまうと、どうしてもエッジングで「ガッガッ!」とブレーキをかけてしまい、ひざから下だけでスキー板を回す、「ウェーデルン=昭和の滑り」になってしまう。
今日のレッスンで何度も注意されたのに、また悪いクセが出てしまった,,,,,
「こりゃ落ちたかなぁ」
なんてガックリしながらホテルに戻ると、午前中のレッスンで転倒、そのままパトロールに運ばれて病院に行ったGさんが、ギプスで固定されて戻っていた。
肩を脱臼したかと思ったら、しっかり骨折していたそう。
となりの小学生のお嬢さんとふたりで参加なので、
「あしたは滑らないで、みなさんとバスで帰ります」って。
パパを見上げるお嬢さんの、心配そうな顔が痛々しい。
私もまだ折れた鎖骨にプレートが入ったままなので、転び方によっては大けがになる。
かなり注意して滑っていても、天気がよくて重くなった雪や、検定のときは凍ってアイスバーンになっていたので、何度もヒヤッとする場面はあった。
中級クラスに娘の姿が無いのでコーチに聞くと
「最後に一番上までリフトで上がったとき、かなり苦労して降りたので、もう部屋にあがりました」
って。
じつはお昼でランチを食べているとき、娘から
「中級ムズイので初級に替わりたい」
と泣きのメールが来ていた。
こちらのコーチから中級のコーチに電話してもらったけど、
「初級クラスはスキー初めての人ばかりで、娘さんだと物足りないのでは?」
「ちゃんと他の人についてきているので、このままでも大丈夫では?」
とのことなので、娘に
「キミなら大丈夫だからガンバレ!」
と返信したけど、大丈夫じゃなかったみたい。
急いで部屋に帰ると、部屋でグッタリしていた。
「もうスキーはやりたくない!」
なんて言われたらどうしようと思ったら、
「あしたは初級クラスがいい」
というので、まずはひと安心。
初級クラスのアケミ先生にお願いして、クラス替えをしてもらうことに。
娘と同じ部屋は一緒に2級を受けたお嬢さんと、アケミ先生とワダ先生、
小学生のころは物おじせず、誰とでもすぐ仲良くなれたけど、中学生になってかなり人見知りに。
目の前にいる人よりも、同級生とLINEしてばかり。
スマホを取り上げるのもかわいそうなので、私があいだに入って会話の手助け(^-^;
夕食後にテストの結果発表。
ダメかと思ったらなんと合格!
採点表を見せてもらったら、一番心配した小回りが65.3点で、なんと「加点」がついていた。
コースの後半に斜度がきつくなったところで、後ろに遅れそうになった上体を、グイっとリカバリーしたところを評価されたらしい。
ウェーデルンみたいな滑りも、
「もう少し左右に大きく滑ったほうがいいけど、じゅうぶん上手く滑っていた」
そう。
反対にシュテムターンは、3人の検定員のうち1人が「不合格」の採点だったとか。
ターンで外足を開いたあと、内足を「あげて」閉じたことが、いまの検定基準ではNGらしい。
これはレッスンでも注意されて、2度目の滑りで直してOKをもらっていたのに、外足荷重ばかり気にして「つい」内足をステップターンしてしまっていた。
これに関しては他2名の検定員も見解が分かれていて、
「数年前はステップターンもOKだったし、外足荷重はできているので、合格でいいのでは?」
とのことで、結果65点で合格になった。
今日は2級検定が終わったあと、場所を移動して1級検定も見せてもらった。
残念ながら1級を受けた女性は、不合格になってしまったが、私が見てもちょっと滑りが不安定だったので、仕方ないか。
前回のレッスンで「ユーミン大好き」ハマナカコーチに、居残り特訓してもらったとき、シュテムターンの前の「プルークボーゲン」から、みっちりやり直させられた。
コーチ曰く
「ちゃんとプルークできないヤツに、シュテムもパラレルもできるわけがない」
「2級はだいたい滑れたら合格できるけど、1級はちゃんとできないと合格させないよ」
とも。
今回ハマナカコーチは直前にコロナに感染。
見てもらうことはできなかったが、たぶん彼女の滑りを見たら、同じことを言っただろう。
夕食後、「いつものように」コーチ陣の部屋の酒盛りに呼ばれたとき、
「sinaさんの1級は順調に行って3年後かな」
なんて言われて、3月最後のツアーで取りたいと思っていたので、ちょっとガッカリ。
でも
「sinaさんなら2級は余裕で受かると思ったよ」
と言われて、ちょっとうれしかった。
目標は「誰が見ても美しくて力強いと言われる滑り」を、マスターしたいと思っているので、今シーズンのバスツアーはあと3回、みっちり練習して最後に「大どんでん返し」をしてやろうと、ひそかに誓ったりして。
そして日曜日は快晴
レッスンは9時からだけど、待ちきれなくて8時半前にリフトに並ぶ。
昨日の検定のときアイスバーンだった上級コースは、圧雪されて最高の状態。
上級クラス全員で記念撮影
最高齢は81歳、70代が3人で一番下でも40代(たぶん)。
なので平均年齢は60歳くらい。
61歳の私は「中堅」かな(^-^;
ゲレンデわきにあるどこかの大学の「研修所」
こんなのが安く買えたら欲しい。
志賀高原のツアーで有名レストランやホテルが、コロナと人手不足で閉店してしまったので、定年退職して「サンデー毎日」なおじいさんたちに、ペンションかレストランの「管理人」をやってもらえればいいなぁ。
そしてこちらは「どこかで見たことあるな」と思ったら、以前テレビの「珍百景」か何かの番組で紹介されていた、「白馬のガウディ」の家とか。
所有者のおじいさんが屋根の雪かきをしていたけど、何年たっても「完成しない家」なので、サグラダファミリア教会をまねて、「長野のガウディ」と言われているらしい。
コーチ曰く
「去年は雪で倒壊しちゃったから、また作り直してる」
らしいが、本人はライフワークにしているそうなので、完成しなくてもいいのかな。
ランチは前回も来たペンションで、今回はボルシチにしてみた。
う~ん、ハンバーグにしとけばよかったかな~
今日は昼まで滑って帰るので、12時半にホテルに戻ると、初級クラスの娘が帰ってきた。
「なんとなく」足をとじて滑れているので、ちょっとは上達したかな。
まぁこの笑顔ならまだ付き合ってくれるかな。
今月末の週末は志賀高原ツアーだけど、中学は土曜も授業で参加できないから、またどこかの休みに連れて行ってあげよう。
さすがに疲れたのかバスに乗ったとたん、爆睡。
帰りは長野ICから上信越道経由で、関越道で帰ったけど、連休のせいか大渋滞。
SAで食事する時間は無いので、豚まんとから揚げで夕食を済ます。
2時半にホテルを出て、大井町到着は8時半。
帰りも奥さんが迎えに来てくれて、ほんとうに助かった(ウナギごちそうしないと(@_@))
興奮してなかなか寝なかった娘だけど、今朝は筋肉痛で起きられず。
「学校休む~」と駄々こねてたけど、タンデム禁止令に続いて、ママから「スキー禁止令」も出てしまうので、無理やり起こして学校へ送り出した。
たぶん疲れて居眠りして、先生に怒られるんだろうナ~