R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

試練のスキーツアー

週末は今シーズン4回目のスキークラブバスツアー

場所は1月と同じく白馬乗鞍スキー場

今回は娘も行けることに。

そのぶん荷物も増えるので、奥さんに集合場所の大井町駅まで、クルマで送ってもらう。

奥さんも来れば3人一部屋にしてもらえるので誘ったけど

「興味ないから行ってらっしゃい」

って(T_T)

11日(土)が建国記念日で連休。

なので今回は家族連れが多く、45人乗りのバスはほぼ満員

天気予報は東京も雪だったけど、集合時間の夜9時は雨。

スキー2本と重いバッグを持って、雨のなか電車で来ることを思えば、送ってもらえて本当にありがたい

(奥さんには「高くつくよ~」って言われたけど(@_@))

先月も大雪で安曇野ICで高速を降りてから、スキー場までの道の除雪が間に合わず、渋滞したりバスが除雪車とすれ違えず、ホテル到着が2時半になってしまった。

 

今回は首都高経由で関越道。

上信越道まではガラガラで、

「こりゃ1時前に着けるかも?」

なんて期待したけど、横川SAで冬用タイヤ装着の「検問渋滞」があり、到着したのは1時半。

それでも朝7時の朝食まで、5時間は眠れるのでありがたい。

でも娘は女性部屋で離ればなれ。

バッグの荷物には「スキー用」「お風呂あとの着替え用」などなど、細かくメモ貼ったけど、ちゃんとできるか過保護パパは、かなり心配。

そして朝食でレストランへ。

ちゃんと起きて着替えもした娘を見て、ホッとする。

 

前回は宿泊客の8割が中国人と韓国人。

「きっと富裕層がリゾートホテルの視察に来てるんじゃないの?」

「来年は中国資本に買収されるんじゃ?」

なんて思うほど。

レストラン入り口のシロクマのはく製が

「今度来たときはパンダになってるかも??」

なんて思ったけど、まだシロクマだった(来年はわからない(*_*))

今回も超満員。

と思ったらほぼ日本人だった

どこかの大学のスキー研修があるらしく、若者が多い

外国語が聞こえてこないことに、ホッとする。

 

ちゃんと着替えられたね、エライエライ

今回は小学生以下の子供が多くて、スキー初めての子も多い。

コーチ陣はほとんどが子供担当に。

娘はいちおうボーゲンはできるということで、初級でなく大人も一緒の中級クラスで滑ることに。

ボーゲンばかりだと本当に疲れるので、ターンのあと足を閉じる「シュテムターン」をマスターしてくれれば。

もっと欲を言えば両足揃えてターンする、「パラレルターン」まで覚えてくれれば、もっとスキーが楽しくなるはず。

なんて期待しながら娘と別れて、私は上級クラスへ

今回はモーグルの県大会が開催されていた。

ナマで観るのは初めてだけど、そのスピードにビックリ。

なかには中学生女子もいて、男子と変わらないくらい華麗にジャンプしていた。

 

今回、私は2級のバッジテストを受けることに。

前回は私ひとりしか受験者がいなくて

「次回まとめてやりましょう」

となっていた。

初日のレッスンが終わった午後3時半から、クラブのコーチ3名が検定員になり、検定開始。

手前は今回「1級」を受ける女性(たぶん私より年上(^-^;)

ほんとうはもう少し緩斜面でやるらしいが、ゲレンデが混んでいるので一番上の上級バーンで。

 

2級は1シュテムターン、2パラレルターン大回り、3パラレルターン小回り、の3種目。

自分の滑走が終わって下からパチリ。

2級を受けるのは私と高1の女の子。

彼女は小学生のときから両親と、毎年このクラブに参加していて、高校はスキー部に入り、もう大会にも出ているとか。

どうりで上手い。

パラレルの大回りとシュテムターンは、「バッチリできた」と思ったけど、パラレル小回りがちょっと「ウェーデルン」みたいに、小回りになってしまった。

むかしの長いスキーを振り回して滑るのが「昭和の滑り」で、もうウェーデルンという滑りは無い。

いまのカービングスキーでは、カーブが邪魔でテールを振り回せないが、後半スピードが出てしまうと、どうしてもエッジングで「ガッガッ!」とブレーキをかけてしまい、ひざから下だけでスキー板を回す、「ウェーデルン=昭和の滑り」になってしまう。

今日のレッスンで何度も注意されたのに、また悪いクセが出てしまった,,,,,

「こりゃ落ちたかなぁ」

なんてガックリしながらホテルに戻ると、午前中のレッスンで転倒、そのままパトロールに運ばれて病院に行ったGさんが、ギプスで固定されて戻っていた。

肩を脱臼したかと思ったら、しっかり骨折していたそう。

となりの小学生のお嬢さんとふたりで参加なので、

「あしたは滑らないで、みなさんとバスで帰ります」って。

パパを見上げるお嬢さんの、心配そうな顔が痛々しい。

 

私もまだ折れた鎖骨にプレートが入ったままなので、転び方によっては大けがになる。

かなり注意して滑っていても、天気がよくて重くなった雪や、検定のときは凍ってアイスバーンになっていたので、何度もヒヤッとする場面はあった。

 

中級クラスに娘の姿が無いのでコーチに聞くと

「最後に一番上までリフトで上がったとき、かなり苦労して降りたので、もう部屋にあがりました」

って。

じつはお昼でランチを食べているとき、娘から

「中級ムズイので初級に替わりたい」

と泣きのメールが来ていた。

こちらのコーチから中級のコーチに電話してもらったけど、

「初級クラスはスキー初めての人ばかりで、娘さんだと物足りないのでは?」

「ちゃんと他の人についてきているので、このままでも大丈夫では?」

とのことなので、娘に

「キミなら大丈夫だからガンバレ!」

と返信したけど、大丈夫じゃなかったみたい。

 

急いで部屋に帰ると、部屋でグッタリしていた。

「もうスキーはやりたくない!」

なんて言われたらどうしようと思ったら、

「あしたは初級クラスがいい」

というので、まずはひと安心。

初級クラスのアケミ先生にお願いして、クラス替えをしてもらうことに。

娘と同じ部屋は一緒に2級を受けたお嬢さんと、アケミ先生とワダ先生、

小学生のころは物おじせず、誰とでもすぐ仲良くなれたけど、中学生になってかなり人見知りに。

目の前にいる人よりも、同級生とLINEしてばかり。

スマホを取り上げるのもかわいそうなので、私があいだに入って会話の手助け(^-^;

 

夕食後にテストの結果発表。

ダメかと思ったらなんと合格!

採点表を見せてもらったら、一番心配した小回りが65.3点で、なんと「加点」がついていた。

コースの後半に斜度がきつくなったところで、後ろに遅れそうになった上体を、グイっとリカバリーしたところを評価されたらしい。

ウェーデルンみたいな滑りも、

「もう少し左右に大きく滑ったほうがいいけど、じゅうぶん上手く滑っていた」

そう。

反対にシュテムターンは、3人の検定員のうち1人が「不合格」の採点だったとか。

ターンで外足を開いたあと、内足を「あげて」閉じたことが、いまの検定基準ではNGらしい。

これはレッスンでも注意されて、2度目の滑りで直してOKをもらっていたのに、外足荷重ばかり気にして「つい」内足をステップターンしてしまっていた。

これに関しては他2名の検定員も見解が分かれていて、

「数年前はステップターンもOKだったし、外足荷重はできているので、合格でいいのでは?」

とのことで、結果65点で合格になった。

 

今日は2級検定が終わったあと、場所を移動して1級検定も見せてもらった。

残念ながら1級を受けた女性は、不合格になってしまったが、私が見てもちょっと滑りが不安定だったので、仕方ないか。

 

前回のレッスンで「ユーミン大好き」ハマナカコーチに、居残り特訓してもらったとき、シュテムターンの前の「プルークボーゲン」から、みっちりやり直させられた。

コーチ曰く

「ちゃんとプルークできないヤツに、シュテムもパラレルもできるわけがない」

「2級はだいたい滑れたら合格できるけど、1級はちゃんとできないと合格させないよ」

とも。

今回ハマナカコーチは直前にコロナに感染。

見てもらうことはできなかったが、たぶん彼女の滑りを見たら、同じことを言っただろう。

夕食後、「いつものように」コーチ陣の部屋の酒盛りに呼ばれたとき、

「sinaさんの1級は順調に行って3年後かな」

なんて言われて、3月最後のツアーで取りたいと思っていたので、ちょっとガッカリ。

でも

「sinaさんなら2級は余裕で受かると思ったよ」

と言われて、ちょっとうれしかった。

目標は「誰が見ても美しくて力強いと言われる滑り」を、マスターしたいと思っているので、今シーズンのバスツアーはあと3回、みっちり練習して最後に「大どんでん返し」をしてやろうと、ひそかに誓ったりして。

 

そして日曜日は快晴

レッスンは9時からだけど、待ちきれなくて8時半前にリフトに並ぶ。

昨日の検定のときアイスバーンだった上級コースは、圧雪されて最高の状態。

上級クラス全員で記念撮影

最高齢は81歳、70代が3人で一番下でも40代(たぶん)。

なので平均年齢は60歳くらい。

61歳の私は「中堅」かな(^-^;

ゲレンデわきにあるどこかの大学の「研修所」

こんなのが安く買えたら欲しい。

志賀高原のツアーで有名レストランやホテルが、コロナと人手不足で閉店してしまったので、定年退職して「サンデー毎日」なおじいさんたちに、ペンションかレストランの「管理人」をやってもらえればいいなぁ。

そしてこちらは「どこかで見たことあるな」と思ったら、以前テレビの「珍百景」か何かの番組で紹介されていた、「白馬のガウディ」の家とか。

所有者のおじいさんが屋根の雪かきをしていたけど、何年たっても「完成しない家」なので、サグラダファミリア教会をまねて、「長野のガウディ」と言われているらしい。

コーチ曰く

「去年は雪で倒壊しちゃったから、また作り直してる」

らしいが、本人はライフワークにしているそうなので、完成しなくてもいいのかな。

 

ランチは前回も来たペンションで、今回はボルシチにしてみた。

う~ん、ハンバーグにしとけばよかったかな~

 

今日は昼まで滑って帰るので、12時半にホテルに戻ると、初級クラスの娘が帰ってきた。

「なんとなく」足をとじて滑れているので、ちょっとは上達したかな。

まぁこの笑顔ならまだ付き合ってくれるかな。

今月末の週末は志賀高原ツアーだけど、中学は土曜も授業で参加できないから、またどこかの休みに連れて行ってあげよう。

 

さすがに疲れたのかバスに乗ったとたん、爆睡。

 

帰りは長野ICから上信越道経由で、関越道で帰ったけど、連休のせいか大渋滞。

 

SAで食事する時間は無いので、豚まんとから揚げで夕食を済ます。

2時半にホテルを出て、大井町到着は8時半。

帰りも奥さんが迎えに来てくれて、ほんとうに助かった(ウナギごちそうしないと(@_@))

興奮してなかなか寝なかった娘だけど、今朝は筋肉痛で起きられず。

「学校休む~」と駄々こねてたけど、タンデム禁止令に続いて、ママから「スキー禁止令」も出てしまうので、無理やり起こして学校へ送り出した。

たぶん疲れて居眠りして、先生に怒られるんだろうナ~