木曜は日曜開催の「さいたまクリテリウム」のチケットを、自転車仲間のイシカワさんが取りに来るので、自転車仲間を呼んで屋上で焚き火&飲み会をやることに。
シーズンオフのグレステンスキーもきれいに洗って、来年に備えてグリスアップ。
(って肝心のスキー場が閉鎖にならなきゃいいけど(@_@))
片付けが面倒なBBQでなく、もつ鍋にしようと仕込み中
セッティングも完了して6時ごろから6人で飲み会開始(って写真撮り忘れた(@_@))
さいたまクリテリウムはテレビでも全然ニュースにならないので、私のまわりでも開催自体知らない人がほとんど。
マイナーなさいたまより(失礼!)、お台場やみなとみらいでやれば、観光客含めて話題になると思うけど、いまのさいたま市長はここまで頑張ったのだから、大赤字でも続けたいんだろうナ。
そして翌日は元風魔のオガワさん主宰の「手作りソーセージで飲んだくれキャンプ」に参加するため、中央高速で勝沼へ
朝10時の渋滞情報は50キロ(ってマジ?*_*)
東名も関越も渋滞してるけど、最近の中央は特にひどい
「バイクなら渋滞関係ないからいいね」
と言われるけど、クルマのあいだを50km、延々すり抜けはさすがにつらいので、時間を遅らせて出発することに。
準備したり片付けしてたら11時半。
渋滞情報はまだ40km
現地集合は1時から2時とゆるいけど、ソーセージ作らないで食べるだけはちょっと気が引けるので、急いで出発。
環七はわりと流れていて、12時半に永福ICから高速へ
今日の旅のお供は「前川清マイフェイバリットポピュラーアルバム」
ローリングストーンズが十数年ぶりにニューアルバムを出したけど、正直、心に響く曲が無い。
むかしの「ストリートファイティングマン」とか「ジャンピンジャックフラッシュ」「黒く塗れ」などの、若者が世の中の不満を訴えるような歌は、金も名声も手に入れた80歳のおじいちゃんたちには、もう作れないんだろうナ(でも好きだけど)
75歳の前川清がオールディーズの英語の歌を歌うのは、ある意味チャレンジだけど、楽しそうに歌うのが心地いい。
永福から府中まではいい感じで流れていたけど、府中からガッツリ渋滞が始まった。
相模湖あたりまで気分的には20キロ渋滞の感じで助かったけど、ウィンカー点けずに進路変更するクルマや、挙動不審のクルマも多いので(運転に不慣れなレンタカーも)、一台一台気をつかって走ると、やっぱりすり抜けは疲れる。
ツーリングライダーはもう早朝に抜けているのか、ライダーもまばらで、クルマのあいだを「先導してくれる」バイクもいないので、仕方なくソロで走る。
談合坂SAはかなり混雑。紅葉見物の家族連れも多い
高速に乗る前に買ったパンでランチを済ませ、そそくさと出発。
ここからは100km/h平均で流れていて、やっと気持ちよく走れる。
2時半に到着したけど、クルマの人はまだ渋滞にハマっているらしい。
早く着いた人たちが手際よくソーセージ制作中。
私がやることはもうなかった(スミマセン*_*)
初参加の人からキャンプ場の入り口がわからないと、オガワさんと電話で話していたので、入口まで歩いて誘導することに。
5分ほど待っていたら逆方向からピカピカのアウディが来た。
どうやら通り過ぎてしまったらしい。
入り口を指さすとかなりの急坂に、激しく躊躇している模様。
まだ一般公開していないので入口に看板もないし、急角度の入り口をカーブして、さらに急傾斜の坂を登るので、バイクでも登れるか毎回ドキドキする。
入り口を大回りしてゆっくり侵入しないと、クルマの下をこすってしまうので、外から声をかけてアウディを先導。こんなところでキズがついたらもう二度と来ないだろう。
そしてテント設営。
Amazonで買った中国のアウトドアメーカー「GEAR TOP」の、4人用テント。
いつのまにか閉所恐怖症になって、狭いテントは息苦しい。
登山はしないし積載力のあるGSなので、多少かさばっても問題ない。
去年の11月に買って以来、今回が初使用(キャンプしてない(*_*))
コットを2台置いたらいっぱいなので4人はきびしいかもだけど、ひとりなら快適。
腸詰したソーセージをオガワさん手作りの燻製器でいぶし
これなら屋上に欲しいなぁ
ソーセージを焼いて出来上がり
前回は20人以上集まったので、ソーセージもビールも売り切れてしまい、朝、食べるものが無くて困ったけど、今回は10人ちょっとなので、かなりあまりそう
ソーセージの作り方を今回も、地元の料理研究家オオクボ先生が教えてくれたけど、このおにぎりは先生のご主人が丹精込めて育てたコメ。
新米が美味しかった。
そしてソーセージをパンにはさんで、ピクルスとマスタードでいただく。美味
日も暮れて焚火
いつもは酔っぱらいおじさんたちが騒いでいるけど、今日は少人数なので静かに夜が更けていく。
先ほどのアウディおじさんは私と同い年の61歳(もっと老けていて「先輩」かと思った(*_*))。
数年前に仕事を早期リタイアして、働かなくてよい生活に。
いまは世界中を旅しているそう。
オガワさんとは四万十川カヌーツアーに参加して知り合った。
今年だけでパタゴニアやカナダに行って、ユーコン川をカヌーで下ったり。
今月はエジプトの紅海でダイビングの予定とか。
紅海の近くにはイスラエルや中東諸国があるのに、行って大丈夫か聞くと、「旅行会社の返事待ち」らしい。
オガワさんは若いころ、バイクで世界中を放浪していた。
先日原サイクルのハラさんからいただいた、「パリモスクワ北京」を軽のヴィヴィオで走ったノンフィクション「ホライゾン」の文中に、バイクで参加したオガワさんのことが書かれていた。
オガワさん曰く
「ラリーに出たいとかじゃなくて、ユーラシア大陸を走りたかったんだよね」
当時はラリーでなければ通過できない国も多かったが、約1カ月仕事を休める人でないと、そもそも参加できない。
私もモンゴルのゴビ砂漠で死にそうになったり、エジプトのファラオラリーで非日常の経験をたくさんしたが、そのとき目にした景色や「匂い」は、は今もありありと思い出せることに、オガワさんも激しく同意。
「FIRE」したアウディおじさんは、誘われるまま旅に行くようで、「職業は旅人です」と言っていたが、世界中のアクティビティや高級リゾートをいくら堪能しても、我々のような「命がけの体験」をしない限り、満足することは無く(もし経験したら年齢、体力的にそのときが最期かも)、死ぬまで旅は続くんだろう。
翌朝6時に目が覚めたら、もう早起きの人たちが焚火の準備をしていた。
荷物を減らしてもコーヒーセットだけは持ってこなければ。
4月のキャンプは来れなかったので、
「しなのさんが淹れるコーヒー期待してたのに、みんなガッカリしていたよ」
って。
昨日のソーセージと地元で買ったパンを焼いて朝食
オガワさんが採ってきたキノコのスープに、ソーセージをぶち込んで。
今回はオガワさん主宰の四万十川カヌーツアーから、キャンプに参加した女性が数名いた。
ここはトイレが工事現場と同じ簡易トイレなので、水洗&ウォシュレットにしないと、女性のリピート率が低い。
そのことを彼女たちに言うと
「カヌーツアーなんてそもそもトイレが無いので、自分で穴を掘って用を足さなきゃいけない。なのでトイレがあるだけありがたいです」
「そんなことより広いキャンプ場を貸し切りできる方がすごい」
とも。
昨日の高速の渋滞ですり抜けしながら気が付いたのは、ルーフや荷室にキャンプ道具を満載したクルマの多さ。
大渋滞を抜けてやっとキャンプ場に着いたら、となりのテントの生活音が聞こえるほどギューギューでは、気も休まらないと思うけど、ここはいつもガラガラ。
ふだんはウォシュレットが無いとトイレで用が足せない私だけど、ギリギリまで我慢すればここでも用は足せるし、不便さをはるかに上回るすばらしさが、ここにはあふれていることを、彼女たちの言葉で気づかされた。
もうここ以外でキャンプはいいかな。
もう一泊して今日は山に登る人もいた。
私は一泊でおなかいっぱいなので、テントを撤収してお昼ごろ出発。
帰りの高速はさすがにガラガラ。
上りの談合坂SAはツーリングのライダーで賑わっていた。
2時に帰宅して洗濯してシャワーを浴びて、屋上でテントとシュラフを干す。
羽田に向けて飛んで行く飛行機を見ながら、キャンプの余韻に浸ってまったり。
山もいいけど都会の我が家がやっぱり落ち着くなぁ。
GEARTOPのテント、こんなよくできたテントが2万円以下で買えるとは、チャイナおそるべし。
雨や風が強かったらわからないけど、雨なら最初からいかないし、年1回ならこれで十分か。
クマの目撃情報はあるらしいけど、管理人のマッチさんも常連のコヤマさんも、「見たことない」って。
「大丈夫だからひとりでいらっしゃい」
とも言われたけど、「目撃者&被害者1号」にはなりたくないので、毎週のように来ているコヤマさんが泊まるときご一緒しようか。
私が焚き火もBBQもちゃんとやったことが無い話をしたら、オガワさんと同じくアウトドアマンのコヤマさんが、23日の祝日に我が家の屋上で、「コヤマ先生の焚き火&BBQ教室(&飲み会)」を開催してくれることに。
薪(まき)を大量に用意しないとならないけど、
「いくらでも薪を持って行っていいよ」
と、管理人のマッチさんに言われたけど、クルマで渋滞にハマるのがイヤなので、近所のホームセンターで買うんだろうナ~