午前中、近所にある区立保育園の見学に行った。
ほんの数か月前、歩いて３分のここがいっぱいで入れず、クルマで５分、歩いて２０分の民間による認証保育園に通っている。
来年４月からの募集に、再チャレンジしてみようと、妻と訪問した。
やっぱり庭のある保育園がいい。
子供たちが元気に飛び回っていた。
今通っているところは、駅前再開発でできた大型ビルのなかにあり、キレイだが無機質で、空調が一定に保たれた保育室は、ビニールハウスのように感じてしまう。
でもここも倍率は厳しいようだ。
園長先生からも「念のため申込書の第２志望は、別の保育園の記入をお勧めします」って.....。
子供手当に１万数千円もらっても、保育料には全然足りない。
保育園に入れない子供は多いが、終わる時間が早く、専業主婦でないと迎えに行けない幼稚園は、園児不足が深刻らしい。
保育園と幼稚園を一緒にするなんて、また愚かな政策を与党は考えているようだが、不景気でますます夫婦共稼ぎが増えて、幼稚園に通えない子供が増え続ける今、生徒不足で廃校になったり、空き教室の多い小学校の教室を、保育園に流用できないものか。
午後、娘の予防接種に小児科に行った妻が、「小さい子供がたくさん来ていて、どこが少子化なんだか」と言っていた。
地元の商店街でも子供連れの人を、たくさん見かけて、本当に少子化なのか疑わしくなる。
子供手当を増やすとかの小手先の対応でなく、廃校や生徒がいなくて空き教室のある学校、空きビルなどにもっと保育園を増やしてほしいものだ。
保育士の資格取得もむずかしくせず、定年後に時間をもてあましているご夫婦や、高齢者にも門戸を広げれば、人手不足はすぐ解消されるだろう。
知人の歯医者さんから、「最近の子供は転ぶとき手を前に出せないので、前歯を折る子が多い」と聞いた。
保育園の送り迎えは親の都合で決まるので、忙しい朝、自転車やベビーカーで送ってしまうと、子供も自分から歩かなくなるそうだ。
歩き慣れていないから、転ぶ時にもとっさに手が出ないとか（そういうものか.....）。
園長先生から、「ここでは運動もさせるのでケガもしますが、多少のことは多めに見てください」 と言われて、納得した。
明日は保育園の「遠足」で、葛西臨海公園に行く。
まだ開園して１年目の新米保育園だが、先日の運動会といい、民間ならではの一生懸命な取り組みがうれしい。
もちろん娘にはマグロもペンギンもまだ分からないが、いい思い出になればいいと思う。
