R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

BOGT説明会

今年もお世話になったBOGT主宰マツモトさんから、来年のBOGT説明会の案内をいただいた。
1月16日(日)午後1時から。
場所は今年と同じ神田の「KZ(ケーズ)」
ここはBOGTサポーターで、950ADV乗り H口さんの弟さんのお店。
 
娘が生まれて以来バイクはすっかりご無沙汰で、ダートツーリングはこのBOGTに行くだけだった。
自転車も始めたがそれでも2カ月に一度、このビギナーツーリングに参加させてもらっては、いろいろな人に出会い楽しいひとときを過ごさせていただいた。
 
最初は林道走行もおぼつかなかった人たちが、この1~2年で見違えるように上達して、TBIや北海道4デイズ、なかにはモンゴルも(!)、なんて活動の幅をどんどん広げている。
本当に遅咲きオヤジのパワーとは恐ろしいくらいだ。
 
それでもBOGTのスタンスは変わらず、初めての人にもおもいきり低い敷居は、「ビッグオフの登竜門」だろう。
 
2年前、はじめてこのBOGTに参加したとき、ほとんどの人が松本さんのブログを頼りに、一人で参加していることに驚いた。
私がオフに目覚めた十数年前は、まだ周りにもオフ乗りやショップがたくさんあって、彼らが行くツーリングやレースに連れて行ってもらい、飛んだり跳ねたり転びながら、走り方を覚えた。
マツモトさんや吉友さんにお会いしたのもこのころ。
当時はバカミー(GSバカミーティングの略)なんてGS好きが集まるイベントを主宰されていて、部外者のアフリカツインでもいやな顔もせず、富士や伊豆の林道を一緒に走らせていただいた。 
 
それがここ10年、バイク人口は減り続け、もともとマイノリティのオフ乗りは、今ではほとんど「絶滅危惧種」 .....。
「昔のTBIやレイドカムロは、2~300人の定員に千人以上の応募が殺到で抽選だった....。」
なんて話しを聞いても今の人にはピンとこないだろう。
 
今はネットが普及して知りたい情報は何でも手に入るが、親切なバイク屋さんはつぶれオフ乗りも減って、経験者からの「生の声」を聞ける機会は、めっきり減ってしまった。
 
BOGTに参加してみて、国際A級ライダー吉友さんの、ビギナーにも分かりやすいレクチャーと、ルート選びからペース配分まで、マツモトさんらスタッフのきめ細かなアテンドのおかげで、安全かつ「ほどほどに」ドキドキできるツーリングが実現した。
 
もっと上手くなりたい、楽しくビッグオフに乗りたいという、参加者からのリクエストを受けて、今年は元スキー場の中山高原を貸し切って、スクールや走行会も開催されるようになった。
 
対向車やガケ落ちなどが怖くて、林道を楽しく走れなかった人も、クローズドのコースでは転んでも土でダメージも少ないし(それでもケガする猛者もいるが♪)、なにより林道にはないヒルクライムやウッズなど、自然のセクションを走ることで、林道を10回走るよりコースを1回走るほうが、格段に上達するだろう。
 
私は別にBOGTの回し者でも、お金をもらって宣伝しているわけでもないが、ビギナーに特化したこのイベントは画期的だと思うし、高い金とって中身のないイベントよりよほど良心的なので、紹介させていただいている。
 
TBIや北海道を完走したら次はモンゴル、なんて思っているほど簡単じゃないことも、もっと知って欲しいと思う。
どこに行っても言葉が通じて、なによりツーリングレベルの国内イベントと違い、ミスコースしたりハイスピードでクラッシュするとタダでは済まないし、夜は本当に真っ暗で、スローダウンしないと穴に落ちたりして、かなり危険....
私もTBIを数回走ったくらいで、誘われるままモンゴルに行ったときは、GPSの使い方も分からず、もう少しでゴビの砂になるところだった。
じっくり経験を積んでから参加しないと、本当に後悔することになるだろうが、今が青春真っ盛りのオジサンたちに言っても、燃えるハートに火を注ぐようなもの、聞く耳は持たないだろう。
 
これからバイクに乗ってみたい人も、もう少し上手くなりたい人も、まずはこの説明会に来てみて、自分と同じ仲間たちとワイワイ「一杯やりながら」、話しを聞いてみるのもいいのでは。
 
別にビッグオフに乗っている必要も無し。今はまだバイクがなくてもいいし、奥さんや彼女と一緒に来ても楽しいはず。
参加してみたい人はマツモトさんまでお気軽に問い合わせを。
 
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