R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

チャリティーの意味

落選した東京マラソン事務局から、チャリティー枠募集の案内が届いた。
 
 
海外マラソンではチャリティー枠は当り前らしいが、個人で10万円以上の「募金」が出来る人、先着1000人が走れるらしい。
 
今年参加して、スタートからゴールまで途切れることのない声援と、雨のなかでボランティアスタッフの献身的な対応に、有名だけど沿道には地元の住民くらいしか応援のいない、ホノルルマラソンとは比べ物にならないくらいのホスピタリティを感じて、来年もまた出たいと思った。
 
が、さすがに10万円出す価値があるかというと、残念ながらノー。
それでも知人の会社は、チャリティ枠はゼッケンも他の参加者と違うそうで、会社の宣伝も兼ねて10人分申し込んだとか....。
 
理由はどうあれ募金の使われる目的が、弱者救済や森林保護など、役に立つのはいいことだが。
 
長年アフリカなどでボランティアをされている、作家の曽野綾子氏が産経新聞の連載コラム に、集められた募金が本当に現地で困っている人々の手に渡っているのか、集めた人は最後まで追跡して責任を持てと、書かれていた。
すべてとは言わないが一部の慈善団体の幹部が、ピンハネした募金で豪遊しているのを、何度も見ている。
 
海外でも政府や軍関係者に搾取されて、ほんの一握りしか末端の人たちに渡らないのは周知の事実なので、パリダカ事務局のS女史のように、実際に現地に行って活動している人でないと、寄付する気にはなれない。
S女史が運営する「モーリタニアへようこそ」
 
昨日テレビを見ていたら、女性でロールスロイスオーナー数人が出ていた。
こういう人は当然他にもたくさんクルマを持っていて、世の中の景気が悪いのも知らない人が多くて、本当におどろく...。
 
なので1000人なんてあっというまに定員に達するのかな。
チャリティーオークションにして、一人100万円になっても参加する人はいるだろう。
 
私が子供のころは周りにとんでもないお金持ちはおらず、みんながほどほどに貧乏ながら、つつましい生活を送っていたものだが、日本もいつの間にかアメリカのように、お金のあり余っている人と、今日住む家もない人の格差が、はっきり分かるようになってきた。
 
娘が生まれ守るものが出来て、クルマやバイク、洋服など、今までならあまり悩まず買っていたものを、つい我慢するようになった。
別に丸くなったつもりはないが、そのお金で娘の洋服を買ったり、みんなでどこかに旅行したほうが、よほど有意義な使い方だと思う。
 
って、やっぱり丸くなったのかな、オレ。