R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

始動!

昨日は娘の初節句
本当は3月3日だが平日では私が休めないので、妻の両親をお招きしてお祝いをした。
本当にあっというまの1年だった。
娘の出産に立ち会うはずが、陣痛が始まって病院に行ってもなかなか産まれず、看護師さんから「病院の階段を上り下りして、運動して下さい」と言われ、妻と一緒に病院内をウロウロしていたら、私が熱を出して寝込んでしまった。
電話で産まれたことを知らされて、あわてて病院に行って産まれたばかりの娘とご対面.........
なんてことも今となってはいい思い出だが、妻には一生言われてしまうだろう。
 
今日は東京マラソン
去年とは比べ物にならないくらいの、絶好のマラソン日和である。
去年の東京マラソン参戦記↑
 
今年の抽選に外れたときは、「当日は吹雪にでもなればいい」なんて悪態をついていたが、テレビで実況中継を見ると、雨や雪のなか走る人たちを見るのはかわいそうなので、やっぱり晴れてよかったなと思う。
 
3位入賞の川内優輝選手は、定時制高校の事務員という市民ランナー。
1キロ3分という超ハイペースのレース展開に、つぎつぎ脱落する実業団選手を尻目に、最後まであきらめず走りきった姿には、本当に感動させられた。
このままロンドンオリンピックにも出られたら、本来アマチュアのためのオリンピックがすっかりプロ化してしまった今となっては、革新的なことになるだろう。
 
「スポーツは見るものでなくやるもの」が信条だが、大勢のランナーが走る姿を見て、来年はもう一度走りたいと思った。
 
先週借りた本を返しに近所の図書館に行った帰り、天気が良かったのでちょっと遠回りして帰ろうと向かった先は.......
 
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爺と孫二人が近所を一回りして帰宅したところだった(ラーメン屋のオヤジではない)。
実は爺と会うのは今年に入って今日が初めて。
ダカールから帰ってさぞお忙しいだろうと遠慮していたが、こんなものいじってたのネ。
言い忘れましたが、明けましておめでとうございます♪
 
バイクはウラル。妻が「とてもクラシックでカッコイイですね」というと、爺が「新車だよ」ってw
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ウラルジャパンのホームページ↑
 
これは2WDの750。爺はもう一台、650の1WDも持っている。
そのウラルで爺の盟友、尾上さんが行ったチョモランマツーリング↑
やっぱりこういう場所が一番似合う。
 
40馬力しかないけれど、モンゴルに行けば最新のバイクでもスタックするような難所を、遊牧民がボロボロのウラルで、数えきれないパンク修理で四角に見えるタイヤながら、「普通に」走っている。
 
ウラルで思い出すのが、モンゴルの大草原でミスコースして途方にくれていたとき、偶然通りかかった遊牧民の父娘。
(本当に毎日ミスコースばかりで、他の参加者の倍は走ったかもしれない)。
 
コマ図を見せると父親が「ついてこい」と、目で合図して走りだした。
どこかでお祝いの宴でもあったのか、ボロボロのウラルに不似合いなほどちょっとお洒落をした娘は、両手に荷物を持ったままデコボコの道を手放しで、上手にバランスを取りながら乗っている(!)
「なんかサーカスみたいだなぁ」なんて、彼らのあとを追いながら、ふと思った。
 
しばらく走ると中国の水墨画のような「荘厳な」風景が現れた。
クルマが1台やっと通れるくらいの切り立った崖沿いの道を、谷底に向かってサーカスの父娘は上手に下って行く。
毎日通っていて道を熟知しているのが、大きな段差もひょいと迂回して走っていく。
そのあとに続いた私はその1mくらいある段差で(!)、思わず前転しそうになった.......。
 
......本当にこの道でいいのかなァ.....
かなり不安になってきたところでウラルが止まり、父親が指さす方向に目指すCPが見えた。
CPのスタッフも私がまるで別の方角からやってきたので、かなり驚いていた。
 
なんて冒険もできるウラル。
旧車もいいけどこれで160万円って、ちょっと楽しそうだと思うけど.....。
ウラルジャパンのホームページを覗くと、「デザインや色はクラシックなので、あまり目立ちたくない冒険家にお勧めします」なんて、コメントも洒落ている。
 
孫のK太郎とY次郎は本当に幸せ者だ。
こんな素敵なおじいちゃん、なかなかいないと思う。
 
帰りは近所の戸越公園に立ち寄った。
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去年ここに来たときは、桜の咲いている時期だった。
 
本当に時の経つのは早いものだ。
 
帰宅してから所用で西麻布に行った帰り、JRMの前には新車のレンジャーが。
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今年のダカールが終わってまだ1か月。
爺はすでに2012年のダカールに向けて、動き出していた。