週明けからガソリンスタンドの渋滞がなくなっていて、一体あれはなんだったのかと思っていたら、今度は東京の水道水に基準値以上の放射能とかで、ミネラルウォーターの買占めが始まった。
うちも1歳の乳児がいるので他人ごとではないが、先週の時点でほとんどの水は品切れになっている。
仕方ないので長野の実家の姉に電話して頼んだら、スーパーを4軒回って2L×6本を4箱買って、送ってもらえることになった。
それでも毎日炊飯に使えば数週間で無くなってしまうので、これも田舎で酒屋を営む同級生に箱の大人買いをお願いした。
母乳からも汚染するらしいが、まだ乳離れできない娘は、突然おっぱいをあげなくなった母親を前に、さっきからずっと泣き叫んでいる。
カセットコンロのガスボンベがないと姉に電話して、危険物で郵送できないところを無理やり10本送ってもらい、ひと安心したばかりなのに.....。
いわきの大和モータースの社長さんから、昨日コメントをいただいた。
大和モータース↓
幸いにもいわきの知人たちはみな無事なようだが、彼らのなかにも家を流された人や、仕事に行けない人も大勢いるらしい。
家の近くのスーパーからも、福島県産の食材は姿を消した。
テレビでも牛乳を出荷できない酪農家や、ホウレンソウ農家の苦悩が連日放送されている。
関東のための原発を作ることで、補償や雇用を生んできた見返りがこれでは、悔やんでも悔やみきれない。
社長さんの言う通り、「安全な原発」ならお台場にでも作るべきで、そうすればいわきの山を走るとそこらじゅうにある、電気を運ぶための鉄塔や電線は不要だった。
地下鉄も水没、高層ビルや高層マンションは崩壊。
避難所は人があふれ、地方のように他人とのつながりが希薄な都会では、略奪や暴動が起こり街中が無法地帯になる。
クルマで逃げようとする大渋滞の列を津波が直撃し、数万人が波に飲まれる。
野球の試合中で五万人を収容する東京ドームは、観客が出口に殺到して大惨事に...。
なんて不安をあおっても仕方がないが、絶対に起きないとは今のこの状況では誰も言い切れないだろう。
絶対に大丈夫と言われた高さ10mの防潮堤をいとも簡単に乗り越える、人知を越える大津波が来る時代なのだから。
ともあれ無力な私が今できることは、募金と節電、そして祈ることだけだ。