R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

今度は水

週明けからガソリンスタンドの渋滞がなくなっていて、一体あれはなんだったのかと思っていたら、今度は東京の水道水に基準値以上の放射能とかで、ミネラルウォーターの買占めが始まった。
 
うちも1歳の乳児がいるので他人ごとではないが、先週の時点でほとんどの水は品切れになっている。
 
仕方ないので長野の実家の姉に電話して頼んだら、スーパーを4軒回って2L×6本を4箱買って、送ってもらえることになった。
それでも毎日炊飯に使えば数週間で無くなってしまうので、これも田舎で酒屋を営む同級生に箱の大人買いをお願いした。
 
母乳からも汚染するらしいが、まだ乳離れできない娘は、突然おっぱいをあげなくなった母親を前に、さっきからずっと泣き叫んでいる。
 
カセットコンロのガスボンベがないと姉に電話して、危険物で郵送できないところを無理やり10本送ってもらい、ひと安心したばかりなのに.....。
 
 
いわきの大和モータースの社長さんから、昨日コメントをいただいた。
 
大和モータース↓
 
幸いにもいわきの知人たちはみな無事なようだが、彼らのなかにも家を流された人や、仕事に行けない人も大勢いるらしい。
なによりも今一番の問題は、原発風評被害だろう。
 
家の近くのスーパーからも、福島県産の食材は姿を消した。
テレビでも牛乳を出荷できない酪農家や、ホウレンソウ農家の苦悩が連日放送されている。
関東のための原発を作ることで、補償や雇用を生んできた見返りがこれでは、悔やんでも悔やみきれない。
 
社長さんの言う通り、「安全な原発」ならお台場にでも作るべきで、そうすればいわきの山を走るとそこらじゅうにある、電気を運ぶための鉄塔や電線は不要だった。
 
東京では原発事故に最大の関心が集まっているが、もう一度大きな地震が来るかもしれないことを、すっかり忘れているようだ。
 
東京湾は入口が狭い「湾」なので、津波は「絶対に」来ないと言われているらしいが、今は何が起きるか本当にわからない。
 
大した被害のなかった先週金曜日の地震でさえ公共交通機関がマヒして、あれだけ大変な状況になったのに、
もし東京に直下型の大地震が起きて、東京湾に大津波が来襲したら....。
 
千代田区中央区は水没し、芝浦から品川の埋め立て地を含む港区も冠水。
 
地下鉄も水没、高層ビルや高層マンションは崩壊。
避難所は人があふれ、地方のように他人とのつながりが希薄な都会では、略奪や暴動が起こり街中が無法地帯になる。
 
クルマで逃げようとする大渋滞の列を津波が直撃し、数万人が波に飲まれる。
 
野球の試合中で五万人を収容する東京ドームは、観客が出口に殺到して大惨事に...。
 
お台場の原発も高さ十数メートルの津波に襲われて、爆発事故を起こす。
 
羽田空港も水没、公共交通機関も全てストップし、地震津波放射能汚染で、首都東京は完全に壊滅する.....。
 
なんて不安をあおっても仕方がないが、絶対に起きないとは今のこの状況では誰も言い切れないだろう。
絶対に大丈夫と言われた高さ10mの防潮堤をいとも簡単に乗り越える、人知を越える大津波が来る時代なのだから。
 
ともあれ無力な私が今できることは、募金と節電、そして祈ることだけだ。