R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

はじめの一歩

BOGT松本さん主宰のチャリティーイベントがある、大町の中山高原に向かう。
6時に起きてまったりしていたら7時半。10時には到着したいのでバザーに出す品物を積んで、あわてて出発した。
 
渋滞はなく天気もいいが風が強く、ジーンズに革ジャンでは肌寒い。走っていても歯がガタガタ震えるほど。
集合時刻に遅刻しているのでノンストップのつもりだったが、自宅を出て200キロの諏訪湖SAでたまらず休憩。
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昨日の雨とうって変わって今日は快晴。
行楽客も多く出ていて、売店もにぎやかだ。
 
ここから豊科ICで下りて、目的地の中山高原まで下道で40分。
片側1車線の県道は制限速度40キロを守る、地元のお爺ちゃん運転のクルマが多く、ペースが上がらない。
右折する道も間違えて大きく迂回。
しっかり遅刻して到着したのは11時すぎ....
 
30人以上の人が集まっていて、盛況ぶりに驚いた。
 
携帯に留守電が入っていて、聞いてみると鈴鹿のおーてんさんから。
「スガワラ親子のサイン入りレンジャーが欲しい」とのこと。昨日のブログを読まれたらしい。
 
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商品を並べながら電話して、レンジャー2個1万円でさっそく商談成立。
やっぱり直筆サイン入りはインパクトがある。
じ~じ、おーてんさん、御協力ありがとうございます。
 
10年後、「お宝探偵団」に出品すれば、高額間違いなし♪(かも?)
 
他にFOXやアチャルビスのジャージ&モトパン中古が1000円とか、あっという間に売れていく。
以前モンドモト市川君が、スロバキアのISDEに出場したときもらった記念ジャージも、今回出させてもらい、群馬の「野人」ことA井さんが、新品のシルバコンパスと合わせて6000円で買ってくれた(市川君、A井さんもありがとう)。
シルバコンパス、モンゴルできっと役に立つと思います
(でもこれ使うときは「かなり「迷ってる」ときなので、使わないのが一番だけど.....)
 
Twin Airの新古フィルターオイル2個で200円のところ、「チャリティーだから」と500円出してくれた人。
新品ジャージも1000円でいいかと思ったら、2000円で買ってくれたりと、皆さんの温かい気持ちがビシビシ伝わってきた。
 
売り上げは2万円。そのままマツモトさんにお渡しして、東北で救援活動を続けているシューセイさんに送っていただくことに。
被災した保育園の園児たちや町の人たちに、ヨーグルトや長くつなど物資が届けばうれしい。
 
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一見走りやすそうだが昨日は土砂降りだったそう。
ところどころマディで、ビッグオフには厳しそう。
 
黙とうをして記念撮影。地元の信濃毎日新聞も取材に来ていたようだ。
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書家の方が揮毫したくれた書をバックに。
今回は本格的な走行会でないにもかかわらず、hankさんら関西勢や、みんな遠くから駆け付けてくれた。
 
このBOGTはプロモーターやスポンサーがいて、お金のかかった大がかりなイベントではなく、手作りの「草の根イベント」だが、賛同してくれる人たちが多いことに、いつも驚く。
派手さは無く地味だが、初心者の目線に合わせた無理のない運営と、マツモトさんの人柄なんだろう。
 
群馬のA井さんと横浜のOさんは、新しくKTM530を「増車」したらしい。
「GSじゃなきゃオトコじゃない」なんて妄想が、間違いだとやっと気がついたのかな。
 
本当に50過ぎて余裕がある、「遅咲き(狂い咲き?)オヤジ」たちの熱さには舌を巻く。
考えてみれば10年前、私が熱中していたオフロードの世界を、今彼らが熱狂しているんだろう。
一緒に来られていた Oさんの奥さまに、「ゴルフだってコースに合わせてたくさんのクラブが必要だし、他所に愛人作るよりいいでしょ?」って言ったら、「ホントですね~」と笑っておられた。いつも素敵な奥様である。
 
売るものもなくなったので食事をして、林道ツーリングに向かう人、コースを走る人らを見送って帰路に着いた。
 
滞在は正味3時間ほどの慌ただしさだったが、熱いオジサンパワーに圧倒されまくりだった。
(ケガしないようホドホドにネ) 
 
帰りの中央高速は数か所が事故で大渋滞。バイクで行って正解だったが、ひさびさのすり抜けは疲れる。
なので軽快にすりぬけていく、CB250RSの旧車ミーティングのあとについて、引っ張ってもらった。
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30年前の250なのによく走る。
小柄なのですり抜けも速い。(こちらもみんなオジサンだった)
 
私も30年近く前、乗っていた。
ホワイトハウスのシングルシートに、チェリアニのサス。ヨシムラのマフラーにセパハンは、首都高のすりぬけには最強だった。
が、両側にパニアをつけたGSでは、彼らについて行くのが精いっぱいで、かえって肩が凝ってしまった。
 
そんな疲れも帰宅して娘の笑顔に会えたら、どこかに吹き飛んでしまった。
 
こんな当り前の幸せが一瞬でなくなってしまったらと、考えるだけで本当に胸が苦しくなる。
 
こんなイベントは大歓迎。
またやりましょう。