遅ればせながらついにスマホに買い換え。
今まで使っていた携帯が先日の八ヶ岳あたりから、電池の減るのが早くなり、とうとう電源が入らなくなった。
思えばまだドコモなんて洒落た名前でなかった頃からの、NTT携帯電話歴25年のヘビーユーザー。
当時はバブル全盛期でTVドラマ「コンバット」のなかに出てくる、ショルダー型無線機のような電話や、弁当箱のような大きさの携帯電話が出てきた時代。
私も弁当箱のような携帯と、普通の電話機のような自動車電話を持っていた。
自動車電話も堂々と使えた。
以来浮気せずNTTひとすじ。
未だに「長期契約者」として表彰してくれないし、プラチナやブラックカードもくれないが、TBIやバイクで行った山の中で、他のメーカーの電話が通じないなか、旗が3本立って余裕で話せるドコモが頼もしかった。
しかしあれから25年も経つのに、携帯は簡単になるどころか、ますます難しいモノになっている。
ゲームもやらないし音楽も聞かない、本を読むならやっぱり「紙」をめくるのが好きな私にとって、最新型のスマホは無用なものばかり。
ウルトラセブンに出てくるような腕時計型になるのは、あと何年後のことだろうか。
マック好きの妻はアイフォンユーザーなので、家族間でなんの割引もないが、コマーシャルで田舎のいじいちゃんおばあちゃんが、孫とアイフォンのテレビ電話で話しているのを見て、ドコモのスマホにもテレビ電話がつくのをじ~っと待っていた。
新型が発表されるたび落胆していたが、数か月前ドコモの人に会ったので、テレビ電話の予定がないか聞いてみた。
「テレビ電話使ってます?」と彼に聞かれ、そういえば最初のころ1,2度使ってみただけで、以来、機能があることも忘れていたことに気づく。
彼曰く「需要がいないのでもう付かないと思います」と言われ、ガッカリ。
一気にアイフォン購入に傾いた。
それでも自転車で山に行ったとき、アイフォンユーザーの電波がつながらないのを見て、思いとどまっていた。
テレビ電話の目的は実家の両親に、ライブで孫の顔を見せたいから。
両親から電話がかかってきても、それまで大声で騒いでいた娘は、受話器の向こうから声が聞こえたとたん、ビックリして黙ってしまう.........
娘はここ1か月のあいだに、いっきにしゃべる言葉が増えた。
仕草にも女の子らしさが出てきて、こんな可愛い盛りを私と妻だけで楽しんでは、本当に申し訳ない。
ノートブックにスカイプをつないだこともあったが、市営のケーブルテレビに加入して、BSもCSも時代劇チャンネルも見られるのに、リモコン操作が面倒で地上波しか見ない両親には、マウスの操作も小さい画面も無理だった(タッチパネルのアイパッドは論外.............)
去年買ったドコモの「お便りフォトパネル」も、いくら写真を送っても「未開封」の表示が出るので、帰省したとき母親に聞いたら、「画面に触ったら何か表示が出たので、壊れたかと思った」って。
以来使っていない。
それにしてもスマホのタッチパネルはメールを打つのもひと苦労。
「しなの」と打ちたいのに「市役所」とか.........
絵文字のやり方もわからない..........。
それでも電池の減りは早いけど、カメラも私のデジカメよりキレイだし、地図も見られてとっても便利。
金曜日、岩手のうめさんが上京するので、歓迎飲み会でワダケンにあったとき、使い方を教えてもらおう。
84歳と82歳の年老いた両親にあと何度、孫を見せに行けるかを考えると、早くなんとかしなければと、あせる気持ちでいっぱいになる。