R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

おこびり

最近の娘のお気に入りは、私が子供のころよく食べていた、「ニラせんべい」
 
昭和40年代、おやつにケーキ食ってるヤツなんて、周りには誰もいなかったし、親のことを「パパママ」なんて呼ぶヤツは、当然「えんがちょ」(ウチは当然、父上母上ではなく、お父ちゃんお母ちゃん)
 
実家は母親が働いていたので、おやつはおばあちゃんが焼いてくれたニラせんべいか、蒸かしたサツマイモが定番。
 
農家育ちの父母は工場勤めをしながら、趣味を通り越して200坪くらいの畑を近所に借りて、自宅で食べるものはコメ以外、ほとんど作っていた。
 
休みの日は朝早くから畑に行くので、小さかった私も連れていかれては、畑で遊んだり手伝っていた。
 
楽しみは10時の「おこびり」
 
長野ではおやつのことを「おこびり」と呼んで、ニラせんべいや今でこそ有名になった、「おやき」を自宅で作っては、これも自家製の「野沢菜」と一緒に持って行って、休憩時間に畑や田んぼで食べていた。
 
小麦粉にニラを混ぜて焼くだけの、いたってシンプルなものだが、今でも小腹が空いたとき、作って食べていた。
 
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娘も食べるのでホットケーキの素も混ぜて、卵と牛乳で溶いて焼くだけ。
 
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私はもう少し「焦がした」ほうがパリパリして好きだが、「焦げ目には発がん物質が......」と妻がうるさいので、このくらいで我慢。
 
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トッピングはオサレにカシスジャムと生クリーム♪
 
ではなくて、砂糖醤油(左)と砂糖味噌が基本。
 
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大好きな「ともだち」に囲まれて食事中 の図
 
きらいな食べ物も「じゃあプーさんが食べちゃうよ」と言うと、「ダメ~」って言って食べてくれる。
大好きなものは「みんなにも分けてあげて」と言うと、しぶしぶながら「どーじょ~」と、 分けてくれる。
 
白ごはんやパンが好きでおかずを食べない娘に、「ともだちも食べるから一緒に食べようね」と、ぬいぐるみをテーブルに並べたのが始まりだが、今ではこちらが言わなくても、「ポポちゃんどーじょ~」って食べさせているので、みんなで食べたほうが美味しいことを、子供ながらに分かってくれたようだ。
 
虫歯予防とこれ以上太らないよう、ニラせんべいは何もつけずに食べさせているが、オムレツを食べなくてもこれは食べてくれる。
 
今でこそ「パパ~」なんて都会ぶって呼ばせているが、田舎っぺのDNAは脈々と受け継がれているようで、お父ちゃんはちょっと安心した。