R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

ガメラ

日曜日、妻が自転車通勤用にリュック(デイパックっていうのか)を買いたいというので、渋谷の東急ハンズに出かけた。
 
妻のお目当ては「deutor(ドイター)」のサイクル用リュック。
 
サイクリストご用達のモデルだが、欲しいリュックをネットで探していて、ドイタ―に辿り着いたらしい。
 
彼女の希望は「A4ファイルがすっぽり入るもの」
 
今まで使っていたものはちょっと小さくて、お茶のペットボトルや着替えなどを入れるとパンパンで、A4ファイルがしわくちゃになってしまう。
 
ネットだと容量12Lとか20Lとかよく分からないというので、じゃあ見に行こうと自宅から一番近いハンズへ、電車で向かった。
 
娘は大好きな電車に乗れるので大興奮。
池上線でも山手線でも、知らないおばあちゃんやおねえさんに、愛想をふりまいていた。
 
バッグ売り場につくと娘の興奮は最高潮に達した
 
毎朝妻がリュックを背負うのを見ているので、自分で勝手に展示してあるリュックを引っ張り出して
 
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勝手に背負って(前のバックルも自分で留めて)、ってお前はガメラ
 
商品を汚しては大変なので捕まえようとすると、「きゃ~」と歓声をあげて、ちょこまかと逃げ回る。
 
買物客のおねえさんから「かわい~」なんて声をかけられるものだから、調子に乗ってさらにヒートアップ
 
ついこのあいだまでヨチヨチ歩きだったのに、いつからこんなにすばしっこくなったのか(と目を細める...........)
 
 
妻はドイタ―には気に入るものがないようで、スポーツタイプの本格的なリュックはやめて、四角いカジュアルなリュックを買っていた。
 
昼寝をしていない娘はとうとう電池が切れたようで、自分からバギーに乗るといつのまにか寝てしまった。
 
家族で渋谷に出るなんて、子供が産まれてから初めてかもしれない。
 
せっかくなので「鬼が寝ているあいだに」、妻と渋谷をブラブラ
といってももともとブランド物に興味のない妻と、最近はめっきり物欲がなくなった私では、買物客と観光客で混んでいるお店に、入る気がしない。
 
昔はなにも用事がなくても嬉々として出かけていた渋谷も、あまりの人の多さに歩くだけで疲れてしまう。
 
デパ地下で晩ごはんを買って帰ろうかと歩いていたら、「ヒカリエ」の看板を発見。
妻も行ってみたいというので「初ヒカリエ」
 
日本は少子高齢化で人口が減少しているのに、東京23区は人口が増えているらしい。
ヒカリエと他のデパートで売ってるものは大差がなく、何がいいのかよく分からなかったが、テレビで東急の社長が話していた「煩雑だった電車の乗り換えを解消したアクセスの良さ」は実感できた。
 
とりあえず渋谷や新宿、ギンザなど東京の「顔」となるエリアは、同じようなものばかりでもどんどん再開発したほうがいいんじゃないか。
 
2020年に東京でオリンピックが開催できるか、関心が高まっているようないないような。
 
でも日本に来た外国人が必ず驚くのは、時間に正確な交通機関や、丁寧すぎるほどの店員の対応やサービスと、日本人の親切さやおとなしさだという。
 
本国で食べるより美味しいイタリアンやフレンチ、中華もすばらしい。
 
スウェーデンの友人の父上は日韓ワールドカップで来日した際、日本人のきめ細かいホスピタリティに感嘆していた(韓国は食事、サービス共に最悪だったとのこと)
 
実家のある長野でオリンピックが開催され、悲願の新幹線や高速道路が出来たまでは良かったが、お祭りが終わったあと、人が集まらないところに作った数万人収容の建物は、10年以上経った今も、その後の県財政に深刻な影響を与えている。
 
なので莫大な費用がかかるオリンピック招致には正直反対だったが、もしこのイベントを通じて日本の素晴らしさを、海外の人にもっと知ってもらえれば、どこかの国の格付け会社が勝手につけた評価とは違う、本当の日本を分かってもらえるんじゃないかと、思うようになった。
  
水道をひねれば安全な水がタダで飲めて、女の子がハダカのような恰好で夜中に歩いても、事件の起きない国は日本だけ。
 
逆に「平和ボケ」したこの国は、テロにはお話しにならないくらい脆弱なので、湖や川で弱い在来種が、凶悪な外来種に絶滅されてしまうような不安はいくらでもあるし、このまま異常気象が続いて8年後の2020年、猛暑の真夏に陸上競技が開催できるのかも心配だが、オリンピックでも万国博覧会でもいいので、たくさんの外国人に日本をもっと知って欲しいものだと、ヒカリエから渋谷駅に続く通路を、すやすや眠る娘を乗せたバギーを押しながら思った。
 
 今夜は妻のいとこのお通夜
 
夏休みに家族で行った沖縄の海で、息子がおぼれたのを助けようとして、48歳のお母さんが亡くなってしまった。
 
 全てを見てしまった子供のショックは、想像を絶する。
 
 
妻が当直で娘と二人だけで過ごした土曜の夜
布団に入って絵本を読んであげたら、5分で寝てしまった娘だが、夜中にねぼけて「ママ~」と大泣きした。
 
「ママはもう少ししたら帰ってくるよ」となだめたら、安心してまた寝てくれたが、小学生の子供二人を抱えた、いとこのお父さんは、お母さんがいないと泣く子供に、なんて言葉をかけられるのか
 
親より先に亡くなる「逆縁」は、最大の親不孝だという。
今まで何度も死にそこなった私が今こうして生きていて、今まで危ないことは何もしなかっただろう彼女が、わざわざ沖縄まで行って死んでしまう。
 
運命という言葉で片付けるにはあまりにも残酷で、幼い子供と年老いた親を持つ身として、考えただけで胸が苦しくなる。
 
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今朝は雨だったので、お気に入りの長ぐつと傘で保育園へ。
この子が嫁に行って孫の顔を見るまでは(できれば「ひ孫」の顔も)、絶対死ねない。
 
H美さん、ご冥福をお祈りいたします。