R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

あとは走るだけ

木曜日、仕事の帰りJRMに立ち寄った。
 
テルちゃんがパソコンに向かっているので覗くと
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これを見ただけでなにをしているのか分かった人は、再来年のダカールラリーにエントリーしましょう
 
来年のダカールラリーのルートは、現地でレース直前に行われる、車検と人検のときまで分からない。
 
それでも事前に主催者側から発表される限られた情報を元に、グーグルアースと過去のレースで録画した車載カメラの映像から、18日間のおおよそのルートを予測しているところ。
 
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こちらは去年2010年のステージ9「コピアポ~ラ・セレナ」のルートブック
 
よほど初めて通過する国でもない限り、主催者も毎回新ルートを開拓するのは大変なので、同じルートを通ることも多いし、ルートを逆走させることも。
 
こんなときグーグルアースは立体的に表示することもできるので、コーションマークが「!!!!」のところも、砂丘の高さや標高まで画面で分かるのが、本当に便利。
 
ファラオでも!!!が最高だったのに、!!!!ってどんなところかと思ったが、
テルちゃん曰く「!!!!なんて多すぎて覚えきれない」って.....
 
ロビーゴードンが195km/h出した、有名な「イキケの砂丘の下り」も、グーグルアースならパソコン上で傾斜が分かる。
私もファラオで「ミスコースしたかも?」と、心細くなりかけたとき、数十本のワダチを見つけて狂喜乱舞。
「ヤッター♪」とワダチを追いかけて行ったら、だんだんワダチが少なくなり、最後は消えて無くなってしまったことが、何度もある。
 
砂漠は風が吹くので、ワダチなんてあっというまに消えてしまうと思われているが、意外にも数年前のが残っていたりして、このときも以前ラリーで使ったときのワダチを、勝手に逆走していた。
 
ここからが本当にサバイバル。
すでにオンコースを外れること数十キロ......
GPSの矢印はあらぬ方向を向いていて、太陽はほぼ真上にあるので、西も東もわからない。
あとは当てにならない「勘」を頼りにグルグル走り回り、他の選手が残したワダチや、はるか彼方で四輪が巻き上げる「砂ぼこり」を、目を凝らして必死に探すしかない....。
 
何度も出場して同じルートを走っているのだから、もう少し学習すればよかったと、ラリーのプロたちの周到な準備を見て、今更ながら後悔する。
 
「スタート前の準備でレースの90%は終わっているんですよ」とじ~じはおっしゃるが、これだけ準備して臨むからこそ、毎年相応の結果が得られるのだろう。
 
ひと足お先に出発したじ~じに続いて、テルちゃんも23日にはダラス経由でペルーへ旅立った。
 
今年はどんなドラマが待っているのか。