先週日曜のこと
ぢゃなくてR50を引き取りに上京するというので、マックスで待ち合わせして、先日外したエンデュララストを渡す予定だったが、働きすぎなのか遊びすぎなのか体調が悪いらしく、館林はバイクに乗れないくらい強風とかで、来週に延期となった(アソビスギダネ)。
去年買ったあったかパンツ2本、ほんとうにあたたかくてほぼ毎日、
ヘビーローテションで履いていたら、だいぶすり減ってきた.....。
なので待ち合わせでマックスに行ったら、もう1本買おうと思っていた。
昔から欲しいと思ったら我慢できない性分、
日曜は子供と遊んで家族で買い物をして、午後ちょっと時間が空いたので、
GSでパンツを買いに行ってみた。
私のサイズは46でもちょっと大きいくらい
(44ならジャストだけど中高年がメインの客層では、売れないらしい)
あいにく在庫切れだったがS社長が
「ん、ちょっと待ってて」
と店の奥から46のパンツを持って来た。
「新しくオープンする千葉店用にとっておいたんだけど、よかったらどうぞ」とのこと。
商品が無くなって大丈夫かと思ったが、なにしろ少量生産のこのお店。
このチャンスを逃したら来年まで買えないかも?
と思い、試着させていただいた。
第一印象は
「あれ?、ちょっと大きい」
ウエストも太もも回りも去年と比べて、ちょっと太めな感じ。
Sさんいわく
「ひざパット入れたいって希望が多くて、ちょっと{ゆったりめ}にした」そう。
最近の教習所はバイクの免許を取る際に教官から
「事故防止のためプロテクションを忘れずに」
と言われるらしく、中高年になって免許を取る人は、素直に意見を聞くそうだ。
と言っても私の用途はバイクが1で、ふだん使いが9、
ダブつくのでいらないが、そもそもこれはバイクウェア。
今はいているパンツも最初はちょっと大きかったが、
何度も洗ってだいぶ縮んだらしく、今はピッタリ。
なのでまた洗えばいいかと、今回はモスグリーンを購入した。
もうひとつ、以前から気になっていたのが、ガントレットグローブ。
父親に似て手だけは大きく、オフロード用もLLでないときつくて、すぐ破れてしまう。
去年も「これいいな」と思い、一番大きな50を試着したがちょっときつい。
グリップを握らない状態できついのだから、そのうち破れてしまうだろう。
田舎のおじいさんがカブに乗るときはめていたので、
ジジくさいというのも買わなかった理由のひとつだったが、
いつも使っている冬用の「ナンチャッテゴアテックス」のグローブは、
袖口までのギリギリの長さ。
去年買ったあったかジャケットを着ても、袖口だけがスースーして
「うすら寒い」のが不満だった。
「sinaさん、そんなに手がデカいの?オレもデカいけど」
ってSさんと手のひらを比べたら、Sさんのほうがデカかった.....
「オレもサイズ50だから大丈夫だよ」
この言葉を信用してついに購入した。
ガントレットグローブというと、
「さわれば切れるんじゃないの?」
というくらいに尖がった、白バイ隊員のグローブを連想するが、Sさん曰く
「硬いと風を巻き込んで、かえって寒いんだよね」とか。
裏地にウールを貼って、さらに防寒&脱着性をアップしたというニューモデル。
さっそくお店から自宅まで15分走ってみたが、
「今まで我慢して乗ってたのは、ぬあんだったんだ~~~!!!」
と、大声で叫びたくなるほど、あたたかい。
袖口から寒気が入らないのが、これほど快適だったとは.............。
それにしてもいつからこんなに、寒がりになったのか。
18歳から2年間、山梨の韮崎に住んでいたが、
春休みはバイクで長野の実家に帰省していた。
当時のバイクはGL400 GOLD WING
これはたぶんハタチころ、友人と湘南にツーリングしたとき。
その後、友人からこのヨンフォアを譲ってもらったが、
GL400のほうが重いけど安定感があって好きだった
(GSより好きなマイベストバイク)。
ハタチのとき同級生らと卒業ツーリングで、各県の同級生の家を泊まりながら、
九州一周もした思い出の一台。
リーバイス501に足元はSIDIのブーツ、黄色いAGVのジェットヘルが定番だった。
春休みの帰省のとき、
当時は中央高速も勝沼までだったが、もし長野までつながっていても、
貧乏学生には高速なんてもったいなくて乗れなかっただろう。
韮崎からR141で八ヶ岳を抜けるルートは、山梨側は雪は無いが、
野辺山を超えて長野県に入ると、下りは雪があったり路面が凍結していた。
本当によく無事だったなと思うほど、何度も滑っては転びながら、
数キロの峠を下った。
ガードレールがあったおかげで、ガケ落ちせずに済んだが、
あまり転ぶので興すのが面倒になり、バイクを倒したままハンドルを持って、
100mくらい「引きずって」アイスバーンを下りたことも。
たぶんセーターの上にペラペラのMA1を着て、ジーンズの下は「ももひき」か。
ひょっとしてナイロンの雨がっぱくらい、着込んでいたかもしれない。
それでもバイクに乗るのが楽しくて、寒いなんて思わなかった(たぶん)
あのころを思えば、今ほど恵まれた時代もない。
当時に比べて10kgはカラダに脂肪をまとっているはずだが、
それでも寒いのは歳を取ったからか。
帰宅して買ってきたパンツを履いてみたが、やはり大きい。
数時間履いてみたがベルトできつく締めていないと、
歩くだけでズルズルと落ちてしまう。
ちょうど親方から電話があったので、
「よかったらもう1本、買わない?」と言ったら、
「私はサイズ50です」って(そんなおデブなの???)
「う~ん、これならレディスの一番大きいサイズ、買えばよかったかなぁ......」
水泳をやっていたので上半身は胸板が厚いわりに、下
半身が細いのは太った今も同じ。
先日買ったインナーブルゾンは48だが、下にプロテクターを着るとファスナーが閉まらず......
「50にすればよかったかな,,,,」とちょっと後悔した(後悔ばかりの人生である)。
バブルのころの「大人買い」の癖がボンビーな今も抜けず、ひとりで買い物に行くと、
「何か買わないとお店に悪いかなあ」
という強迫観念が働いて、結局いらないものを買ってしまう。
なのでなるべく倹約家の妻と行くようにしているが、
マックスのすべての商品が、ユニクロ好きな彼女には信じられない価格なので、
けっして連れていけない............。
テレビや雑誌で
「お金がたまる人、たまらない人」なんてのを見ると、
自分は必ず「たまらない人」の部類にはいる(道楽おやぢはみんな同類のはず)。
資産家の老人に(菅原爺ではない)
「金持ちはお金を貯めることばかり考えて、貧乏人はお金を使うことばかり考えるが、キミはどっちかな?」
と言われたことがあるが、
「後者です」と即答した.............。
「丈上げもしてもらったし、今さら返品もできないから、何度も洗って乾燥機で乾かして縮めるか」と思ったとき、ワダケンから電話が。
私 「マックスのパンツ、買わない?」
ワダケン「どうしたんですか?」
私 「買ったんだけどちょっと大きくて。そっちなら自転車でだいぶ痩せたから、
履けるんじゃないかな」
というわけでワダケンが試着したら
お~ジャストサイズ
スソもバイクで前傾姿勢したときように、かなり長めにしてもらったので、180cm超の彼でもちょうどいい。
自転車に乗る数年前までは90kgあったというワダケン。
私が無理やり誘った自転車にドMの血が再燃、
今では体重70kg、体脂肪もひとケタくらいのアスリート。
ワダケンがさいたまの高校時代、
「サイクリング部」だと思って入部したのが、本物の「自転車部」だった。
辞めることもできずに部活は大宮競輪で、自転車の後ろに付けたタイヤを引っ張っていたとか..........。
同級生にはそのまま競輪選手になった人もいるという。
というわけでせっかく分けてもらったのに、Sさんスミマセン.....
やはり46は大きいので、次回レディスのパンツ履かせてください。
もしきつかったら今度は私が「ひとりライザップ」やって、痩せるつもりです。