R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

ご冥福をお祈りします。

7月31日は都知事選挙の投票日、
これだけ話題になった選挙も珍しいかも。
暑くなる前に家族で投票に行った。
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朝9時でもかなりの人が投票に来ていた。
が、やはり若者は少なく高齢者が圧倒的に多い。

自宅の固定電話が対象だったNHKやメディアの世論調査でも、家に電話のない人が増えてきて、最近は携帯にも電話をかけてアンケートをとるらしい。
とはいえ知らない電話番号は出ない人が増えているので、調査対象はやっぱり固定電話がメインとか。
どうしても日中 家にいる高齢者の意見になるので、若者の声が聞けない調査は意味がないないだろう。

それでも朝から暑いなか不自由な体でつえを突いて、選挙に来る老人たちを見ると、頭が下がる思いがする。
若者の選挙離れが社会問題と言われて久しいが、民族や宗教が原因の壮絶な内戦も無く、働かなくても生きていけるこの国で、若者に選挙に来いと言っても、誰にも響かないが、それはこの国が平和な証なのだろう。

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「あたしもとうひょうしたい~」
今まで何度か投票に連れてきたが、こんなことが言える子供に育ってくれて、父はうれしい。

そして今日は真夏の祭典

1970年代後半から80年代は、
「バイクに乗らなきゃオトコじゃない」
と言っても過言でないほど、みんなバイクに乗った素晴らしい時代だった。

友人が4時間耐久に参戦していたが、毎回予選落ち。
本当にエントリーが多くて、コンマ何秒のあいだに何台もひしめいていた。
8時間はおろか4時間でも決勝を走れるのは、ほんのひと握りのライダーだけ。
そんななか宮城光や、8耐ではプライベーターながらワークスに立ち向かう、ヨシムラやモリワキも有名になった。

全日本125ccのロードレースは走ったが、何時間も同じコースをクルクル回る、耐久レースに興味はなかった。
同じルートを走らない(逆走はあるが)ラリーに出会ってからは、サーキットをクルクル回るだけの世界GPも、コースエンデューロも興味が無くなった。

レースクイーンだけじゃ食えない「自称モデル」のオネーサンたちは、六本木や銀座のお店で働いているが、毎年この時期は鈴鹿へ出稼ぎに行っていた。
そんな彼女たちのレースより、イロイロな裏事情を聞くが好きだった。

毎年8耐の話題が出るたび、
「もうそんな季節か」
と思う程度だったが、今年はいつもお世話になっているフラットT君が、メカニックで参戦している。
バイク乗りには一大イベントでも、世間では誰も知らないので、テレビ中継は期待していなかったが、BS12で朝から生中継をやっていた。

娘としばらく見ていたが、昔から無いこらえ性が歳をとってさらに無くなり、娘も同じシーンばかりですぐ飽きてしまったので、とりあえず録画した。

夜中にひとり見たが、最近はF1の2時間中継でさえ長く感じてしまうのだから、さすがに8時間は長いので、ほとんど3倍速で見る。
ヤマハの独走をホンダが追うも、マシントラブルでリタイア
(あのアメリカ人ライダーかっこいいね)
美しかったのはライト点灯時にLEDなのか、ゼッケンが白く浮かび上がるところ。
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たくさんの観衆が最後まで残っていて、表彰式は大盛り上がり。
やっぱりこれはバイク好きにはたまらないお祭りなんだろうナ。

夜7時半過ぎに選挙特番のため、放送時間が早まった「真田丸」を見ていたら、ニュース速報が流れた。

「小池さん、もう当選したのかな?」
と思っていたら、
千代の富士死去」のニュースが....

子供のころから祖母と叔母の影響で、相撲が好きだった私には、8耐よりも選挙よりも、これが今日の大ニュース。
ものすごいショックだった。
六本木のお店で何度もお会いしたが、今の頼りない日本人力士には無い、オーラが光っていた。

まだ61歳、
去年の還暦土俵入りでは、往年の筋肉美を彷彿とさせる、見事な肉体を披露した。

師匠の北の富士も、
大鵬、北の海、千代の富士と、強いヤツから逝ってしまう」
と悔やんでいたが、あなたの歯に衣着せぬ解説が好きなので、どうかお元気でいてください。