毎週お山で自転車に乗って大汗をかくので、アタマを坊主にしたいのだが、
妻と娘にボ-ズ刈りは不評。
Sくんも
「とりあえず髪の毛があるうちは、ボウズでなくてもいいのでは?」
と言われるし...。
でもボウズなら自分でバリカンするので、S君に会えなくなってしまうのも寂しい。
さいわいまだ髪の毛はあるので、もう少しお世話になります <m(__)m>
い。
実はこの前日の水曜日、所用で松戸へアドべで行った帰り道。
自宅近くの交差点を右折する際、信号無視で突っ込んできた自転車と、ぶつかりそうになり急ブレーキ&エンスト。
と、曲がるつもりでバイクはリーンしていたので、右足をついて倒れないよう必死にこらえたら、腰が「ピキッ!」と音がした。
あわてて右側に飛び降り
「ん”ぐゎあ”あ”~」
意味不明の叫び声をあげながら、重い車体を引き起こし無事帰宅したが、軽いぎっくり腰になったようで、痛みでバイクから降りられない。
ゆっくり時間をかけて何とか降りたが、最後の儀式「車庫入れ」がまだ残っている。
ベッドで少し横になり、軽くストレッチ。
ちょっと痛みが和らいだので、足が滑らないようマックスフリッツのビブラムソールのブーツを履きなおし、気合を入れてバックで引き上げながら、狭いスペースに押し込む。
痛みで足元から崩れ落ちそうになったがなんとか完了し、ふたたびベッドに倒れ込んだ。
この顔は好きなんだけどなぁ.....
「土曜のタマヒルズは無理かも?」
ちょっと弱気になるが安静にしているよりはと、ストレッチしたりいろいろリハビリに励む。
迎えた土曜
腰は何とか大丈夫そう
朝5時半、モンキー総裁自らクルマで迎えに来てもらい、家族で乗り込む。
自宅から首都高山手トンネル経由で、中央高速の稲城インターまで30分、
6時にはゲートに到着した。
入場は6時半からなのでチバサン指定のコンビニで、朝食を食べながら時間調整することに。
到着するとこのイベントのために、400km先の仙台から参加した、「二輪工房サトーチーム」がすでに到着していた。
夜中の12時半に出発して6時に到着。
レースが終わり次第「日帰り」で帰る強行軍とか(ホントこの世界はドMばかり)
そしてゲートイン
全員がパスポートチェックを受け入場
クルマの人は車検証、自賠責保険、任意保険も加入していないと入れない。
「オレのあとをついてこい」
と、ロケットバニーのド派手なスポイラーをつけた、米兵運転のRX-7(8?)に先導され、東京ドーム40個分という広大な敷地(というか山)を進んでいく。
途中で未舗装のダートになるが、このRX-8、かなりのシャコタンで下を擦りまくり
(入場ゲートもやっと通過し、帰りはバックで出たとか)
たぶん地面まで5センチないかと。
よくここまで来れたと感心する(さすがヤンキー)
総勢50人ほどのミニレースなのに、しっかり作られたバナー
いちおう「米兵のための福利厚生の一環」らしいので、予算は出るのかな。
8時半からゆるゆると朝のブリーフィング
といっても日本人が圧倒的に多い(40人に対し米兵10人くらい)
こちらはこじんまりと米兵のブリーフィング
ほんと少ないなぁ
ここでもモンキー率高し。
仙台チームのサトーサンは、モンキーの26インチ
試走のときご一緒したが、私がもしモンキーを知らなかったら、カーボンのフルサスを買っていた話をしたら、
「モンキー買ってホントによかったですね~」
と、しみじみ言われた。
自転車もバイクもクルマも、雑誌やメディアは最新モデルを称賛するが、モンキーは時代遅れと言われるクロモリフレームに、前サスだけのハードテイル。
バイクやクルマはフレーム以外を、最新パーツに交換するのは大変だが、自転車は簡単にできる。
ギアにハンドル、サドルやリムにタイヤなどなど、まるごと入れ替えできるので、古さを感じさせない。
もし私がカーボンフルサスの最新モデルを買っていたら、新しいモデルやパーツに目移りしまくって、無駄に増車したり相性の悪いパーツを付け換えて、自己満足だけの「ゲテモノ」に乗っていたと思う。
参加賞のTシャツ
老舗プロショップの協賛があって、このイベントは成り立っているとか。
プロショップはどこも経営が大変だろうけど、それでもみなさん好きでやっている。
9時から1マイル(1.6km)のコースを2周するレースがスタート。
運動不足のチバさんに付き合って、モンキー総裁もこのクラスにエントリー
テールトゥノーズといえばデッドヒートしているように聞こえるが、必死に走るチバサンをうしろからあおりながら、のんびり走っている。
このあと4周クラスがあり、私が出る6周は10時スタート
緊張でトイレへ行くと英語の表示が。
やっぱりここはアメリカだった。
10時にスタートした6周クラスは、MTBレースでエリートクラスを走る猛者ばかりとかで、よくわからずエントリーしたことを後悔する。
とくにトップ3がぶっちぎりの速さで、私も4周目でラップされた。
オートバイと違い自転車は「排気量」は一緒。
なのにひと漕ぎで進む距離が倍くらい違う。
モーターでも仕込んでるんじゃないかと思うほどで、あっというまに見えなくなった。
昨日の雨で路面はマディ&ウェット。
日当たりの悪い場所は「苔むして」いて、強くペダルを踏むとスリップして、転倒するわ前に進まないわ....。
転んでジャージが泥だらけの人も多かった。
1周目の最初の登りでダンゴ状態。
前走者のタイヤに接触しストップ、自転車をおりて引き上げるが、路面がツルツル滑るのでなかなか上がらず、あっというまに最後尾。
痛い腰をかばっていたら、両足のふくらはぎとヒザの裏がつってきた。
止まりたくないので、ペダルを踏みながら足の腱を伸ばし続ける。
「ダメならリタイアしよう」
そう思ってスタートしたレースだが、周回を重ねるごとに痛みも和らいできた。
「ほんとうに1.6キロしかないのか?」
そう思うくらい1周が長く感じる(後で聞いたら{たぶん3キロくらいかも}って)
あくまで1マイルは目安とのこと。
まあそのぶんたくさん走れていいか。
レース中の写真は、途中でチバサンが撮ってくれた、これくらいしかない。
本人は必死に走っているつもりだが、ぜんぜんスピード感ないし緊張感もゼロ。
でもほんとに楽しくて、腰の痛みも無くなり、6周で終わるはずがオマケで7周走ってしまった。
you-tubeで検索したら、どなたかの動画があったのでお借りします。
そして表彰式6周クラスは24人中13位だった(そんなに抜いたっけ)
Tシャツやパーツなど、いろいろな賞品があったが、私はすべてハズレ....
こちらの男性はじゃんけん大会で勝ち抜いて、フレームをゲット
米兵だけのじゃんけん大会も
「パー」のことを「paper」っていうの、初めて知った。
そしてお待ちかねのランチタイム
ぶ厚いアメリカンステーキランチが食べ放題(って1枚で十分だけど)
自分の影で見えないが、たぶん直輸入のサーロインステーキ
11月なのに暑いほど。
手前のハマダサンは
「昨日雨が降ったから、オレ走らない」
と応援に回ったが、しっかりステーキは平らげていた。
チバさんから
「娘さんがヒノのTシャツ着てるのを見て、ボクの上司のチーフが話したがってる」
あまりに好きすぎて彼のコードネームも、「HINO」というらしい。
「これも見てくれ」って
自分の自転車のヘッドにも、「HINO」のロゴを貼っていた。
米軍基地のイベントにレンジャー呼びたいというが、実は彼、かなり偉い人らしいので、ひょっとしてひょっとする?
レース中はゆっくり見られなかった弾薬庫あとを、チバサンが案内してくれた。
こんな塹壕が何十か所もあるらしい。
べつに閉鎖するでもなく、ふつーに開いている
こちらは弾薬を運ぶエレベータ跡。
70年前にエレベータがあったことに驚く
世界遺産に登録すればいいとすぐ思ってしまうが、維持が大変だろう。
これだけ広大な敷地だが、ほとんど使われていない。
キャンプサイトや乗馬エリアがあるくらい。
なら返還してよと言いたいが、そうもいかないんだろうナ
これだけ広ければMTBレースも、トレランも(ラリークランキングも?)できそう。
10キロのレースを走るため、往復800キロ日帰り強行軍の仙台チーム。
仙台ならいくらでも山があるのに、わざわざ山のない東京へ来るとは、ほんとうにドMヘンタイの代表のような.....
このあと山をサイクリングして帰るという。
この人たちなら140kmのラリークランキングも、喜んで参加するんじゃないかナ。
どうか無事に帰宅してください
山の中にある米軍のホテルへ立ち寄る
こちらは売店
日本円は使えないのでカードで買い物するらしいが、日本と違いレジがゆっくりで、異様に混んでいる。
オリジナルのお土産Tシャツも売っていた。
たぶんロビンは娘のことを「オレの子分」くらいにしか、思っていないだろうけど。
元気な湘南おやじーずは、これから横浜の本牧で打ち上げとか。
呑みすぎて終電、乗り過ごさないように。
チバさん、モンキーズのみなさんありがとうございました。
また誘ってください。