8時半に戸越銀座を出発。
アクアラインがちょっと渋滞するも、10時半ごろキャンプ場に無事到着。
館山道を走りながら、2月のつらかったラリークランキングを思い出し、ちょっとブルーに....
エントラントは午後1時から入場なので、いるのはスタッフさんだけ。
みんな2月のラリークランキングで会ったばかり(毎回ごくろうさまです)
快晴
「(娘と)ふたりで行ってくれば」
って、冷たく突き放された。
娘は去年遊んでもらったスタッフハシモトサンのお嬢さんと、また遊べるのを楽しみにしていた。
とりあえずバナーと横断幕の設営をお手伝い。
あたらしいスタートゴールのバナー
とにかく天気でよかった。
そして人生初ラジコン
そのあいだに私はテント設営。
去年ひとりで悪戦苦闘していたら、見かねたスタッフのムラカミサン、ササキサン、主催者のヤマハラサンらが手伝ってくれたが、娘とキャンプに行ったときは、ひとりで立てているのよ(ほんとだってば)。
今回こそひとりで立てようとテントを広げたが、1年ぶりなのですっかり忘れている。
(2ルーム型はポールがやたらたくさんある)
と、これまたハシモトサンの息子のリョウクンが、
「あっ手伝いますよ!」
って爽やかに登場
娘から
「早くマザー牧場いこうよ~」
と催促されていたので、ありがたく手伝ってもらった(ほんとにひとりで立てられるんだよ~)
ほんとに大きい。
去年は3人で寝たが、ことしは娘と二人だけ。
クルマに積んでも場所を取るし、どうせ妻はもうキャンプには来ないだろうし、もう少し小さいテントに買い替えようか?(スノーピークとかいいなぁ)
なんて一瞬思ったが、このイベントに来ているオジサンたちは、子育てが一段落した人が多い。
家にいても誰も相手にしてくれないので、同じ悩みを持った仲間と、バイクを口実に酒を飲んで憂さを晴らしている(個人的な見解です)
そんなオジサン曰く
「うちも家族でキャンプしたくて大きいテント買ったけど、今じゃ誰も一緒に行ってくれないから、物置でほこりかぶってる。
しなのさんの娘さんも、あと何回行ってくれるかな?」
なんて言われると確かにその通り
たぶん来年は塾や習い事で忙しいだろうし、パパより友達と遊ぶほうが楽しくて、もう一緒に行ってくれないかも....
そう思うとテントの買い替えなんて、してもしかたないか。
今は少しでも一緒に「遊んでもらって」、思い出作りをしなくっちゃ。
お昼はマザー牧場で食べる予定だったので、なにも買ってない。
娘はスタッフさんたちが食べるお弁当を、「ガン見」していたとか。
ヤマハラサンから
「娘さんがず~っと横で見てるので、食べずらかった」
って(すみません)
そしてお待ちかねのマザー牧場へ
一人っ子の娘はお姉ちゃんができて、うれしくてたまらない模様。
世界中の羊を紹介するショー
娘が小さいころ一度来たが、そのときは見ていなかった。
ちょっと[ピエール瀧似の]ガイドさんが、音楽に合わせて羊の毛を刈るパフォーマンスも
2月に生まれたばかりの子羊もさわり放題
もふもふ
しぼりたての牛乳で作ったアイスクリームも食べ
アヒルの大行進も見て
ウォーターバルーン
これが一番楽しかったようで、
「もう1回のりたい~~」
って。
5分1200円を2回やって、酸欠状態。
「もう1回やりたい」
っていうから、「奉公に出すぞ~!」と怒鳴ったら、
「じゃあいい」って。
バンジージャンプもやりたいって言うけど、おととしの神津島では5mの飛び込みでさえ、ビビって飛べなかったんだから、飛べるわけがない。
てか、カネを払って怖い思いをしたい人の、気が知れない。
人なつっこい牛にベロベロ舐められて、大興奮
そしてキャンプ場に戻ると、オオカミ、もといタービュランスのハスキー犬
(あれ?1匹増えてる??)
人生初Eバイクも
このあと左側のお姉ちゃんに突っ込んで、あやうく大事故に,,,,
いきなりスイッチオンになる電動はこわい
私に似て無鉄砲な娘だが、めずらしくビビり気味
こちらはB-COMでおなじみ、サインハウスさんが輸入を始めたファンティックのスクランブラー、
試乗できたらしいがヘルメット持ってきていないので、見るだけ。
こちらはボンサイモトさんのアドベンチャー仕様カブ
マップホルダーもナビも良くできている
そしてゲテモ...
もとい、アドべのシートでお世話になった、K&Hシャチョーのハーレー883
「湯水のようにカネをつぎ込み」
と言う言葉がピッタリな、高級オフロードマシンに仕上がっていた。
エントラント150人+スタッフと私たちで、超満員
お姉ちゃんのごはんは超大盛
「だって家のごはんより、ここのほうがおいしいから」
って、お母さんが聞いたらなんていうか......。
地元富津出身の女性サックスプレイヤーの生演奏もあり。
いつもなら食事のあとキャンプ場に戻ってからのライブ演奏だが、移動の時間がもったいないので、食事をしながらのライブ。
ちょっと心配になる。
そしてハシモトサン親子と焚火タイム(お前はなぜサングラス?)
お客さんの家を売ったとき、
「母の形見の桐のタンスが捨てられない」
というので、引き取って本棚で使っていたが、やはり使い勝手が悪いので、キャンプのときの焚き木にしようと、バラバラにして取っておいた。
木を見たササキサンやムラカミサンが、
「これ桐じゃないんじゃね?」
と言われてよく見ると、たしかに桐っぽくない。
「桐は燃えにくい」とも言われたが、これが本当によく燃えて、熱いのなんの。
4月とは言え高原の夜は冷える。
まだこの何倍も薪木があってジャマで仕方ないので、もっと持ってくればよかった。
そして11時すぎ、あっというまに爆睡。
娘はダウンシュラフだが、私は「4月なら寒くないだろう」と、なめてスリーシーズン用。
やっぱり冷え込んで、シュラフカバーをかけても寒い。
夜中に何度も目が覚めて、厚い靴下をはいたりフリースを着込んだり....
夜中に到着する人もいるようで、バイクの音が断続的に聞こえる。
朝5時に車検が始まり、爆音でもう眠れないので、しかたなく起きた。
午後から雨の予報だが、朝はまだ晴れている
ブリーフィングが始まった
背の高い人が歩いてきたのでよく見たら、霧島ローリー氏だった。
ファラオつながりの彼と最後にあったのは10年くらい前、
SSERのモンゴル説明会のあとの、飲み会だったような。
昨日の夜は寒かったようで
「焚火が見えてあたりたかったけど、知らないところにお邪魔しちゃ悪いかなって、遠慮してた」
とか。残念
チョイワル雑誌「LEON」の企画なのか、このNボックスに今回はベータの2stレーサーを積んできていた。
手元で操作しているのは
ドローン
これも仕事なのか、スタート前の風景を空撮していた模様。
こちらはK&Hシャチョーのデリバリーバン
1号車はぶつけられて廃車になったとか。
むかし車検の代行屋でバイトしていたとき、有名なワーゲンショップが顧客だった。
毎日のようにビートルやタイプⅢ、カルマンギアやデリバンなどのポンコ....
もといビンテージ車を品川の陸運局に乗って行って、車検を通していた。
車検レーンに入る前にクルマの下に潜りこみ、オイル漏れを拭くのが、必ずやらなければならない儀式。
しっかり拭いたはずなのに、レーン下にいる検査官から
「オイル漏れてますね~、はい失格」
と言われることもしょっちゅう。
オイル漏れしているシールやプッシュロッドに、アロンアルファを塗って無理やり車検を通す荒技を、何度も使った。
なんてことをこのデリバンを見るたびに思い出すが、きれいに再塗装され、こちらも「金に糸目をつけず」レストアされた車体は、きっとオイル漏れなんて無縁なんだろうナ.....
手作りの?小物入れやキャンパー仕様に作り込まれた車内が、オーナーの愛着度を物語っている。
小説「汚れた英雄」でも北野晶夫が、ジャクリーヌとこのデリバンで、旅をするシーンがあったなぁ
ローリー氏らの「セレブテント」(とみんな呼んでいた)
なんか近寄りがたい雰囲気
そして朝7時にスタート
10台くらいDNSらしいので、140台が出走する様子は壮観。
主宰者のヤマハラサンがカウントダウンして、スタート
第1回ラリークランキング唯一の完走者で、先日の第2回でもお会いしたウエタサン。
古い、もといビンテージなMSRジャケットだったので、だれかわからなかったが、いつでもニコニコ。
2月はラリークランキングに出て、3月はSSERの湯布院ラリー、そして4月はDOAと忙しい。
5月はTBI? 7月は北海道4デイズ? 8月はモンゴルって、仕事は??
こちらは2年まえのGSキャンプミーティングでお会いした、アサミサン
仕事を辞めて東京の家を引き払い、奥さんが住む戸隠に移住したと思っていたら、
「やっぱり仕事が忙しくて、長野と東京を行ったり来たりです」
って。
東京都スキー連盟の競技スキーヤーなので、来シーズンはぜひ娘に、スキーを教えていただきたい。
そして全員のスタートを見送ったあと、スタッフさんとのまったりコーヒータイム。
「あーでもない」「こーでもない」と、バイクに限らずいろんな話をするのがタノシミで、このイベントに来ていると言っても、過言ではない(本当です)。
前回の参加賞のあまりのバッグを、2000円で販売していた。
お買物や旅行にと、これが本当に使い勝手がいいので、まとめて購入。
毎年これを参加賞にすれば、集める楽しみが増えると思う(もっと買えばよかった)
おそろいのバンドもそろそろおしまい。
娘曰く
「これがあればいつでもマザー牧場に入れるね~」
って違うから!
銀河と太郎、次郎ともしばらくお別れ
イベントは始まったばかりだが、キャンプだけ参加のわれわれは、テントをたたんで撤収準備。
お名残り惜しいけどみなさんにお礼を言って、マザー牧場をあとにした。
そのまま君津におりて「ラーメンワンちゃん」
大好物のラーメンと半チャーハンを、ペロッと平らげた
そして帰りも爆睡
11時半に君津を出発
帰りはガラガラで12時半には帰宅
雨はなんとかもちそうなので、テントやシュラフを干す。
テントのポールにヒビが入っていた。
高級なテントはジュラルミン製とか(やっぱりいいなぁ)
とりあえずこちらもアロンアルファで、応急処置してごまかすことに。
毎回大盛況のDOA
どんどん新しいエントラントが増えて、知っている顔はスタッフと旧知のおじさんたちだけ。
参加申し込みも「一瞬で」埋まってしまう人気イベントらしいので、ひとりでも多くの人が参加できるよう、私は隅っこでキャンプだけ、参加させてもらえればありがたい。
マザー牧場は都心から近いし、春は子羊が生まれたり、菜の花も満開、
アトラクションもたくさんあるので、パパがバイクで遊んでいる日曜に、ママと子供たちも一日遊べるのがいい。
バイクは乗らないのでファミキャンだけしたい
なんて選択肢もいいかもしれない。
DOAはラリーではなく、あくまで「コマ図を使ったツーリングイベント」だが、スタッフが少ないので今以上のエントラントは、受け入れられない。
今回もスタートを見送ったあと、スタッフさんらと「カフェしなの」でまったりしていたら、
「たくさんのバイクが私有地に入って来て困る」
と、主催者であるヤマハラサンの携帯に、土地所有者から苦情が入っていた。
そんなに迷うところではないらしいが、コマ図が初めての人も多いし、誰かが行くとみんなが付いて行ってしまう「集団心理」も働くので、スタッフは大変。
秋のDOAでも
「暴走族があぜ道を走っている」
と警察に通報されてパトカーが急行!
なんて場面に遭遇したが、ヘルメットをとればみんな「おじさんばかり」。
バイクもビーエムやKTMと高級車が勢ぞろいで、さすがにおまわりさんも
「気を付けて行ってくださいね」
と帰っていった....
スタッフが多ければ迷いそうな私有地や、毎年通報される場所は誘導もできるが、そもそもこのイベントはコマ図で走って、迷うことも楽しみの一つなので、お助けできない。
なのでバイクで目を三角にして走るのではなく、
「パパも一緒にファミキャン&マザー牧場」
だけでもいいと思うんだけどなぁ
とは思う私も、娘がキャンプに行ってくれなくなったら、一人キャンプも寂しい。
みんな家族で来ればいいのにと毎回思うが、
「奥さんがインドア派なんで」
とか
「子供が一緒に来てくれない」
なんて話を聞くたびに、他人ごとではないことを痛感する。
娘が来てくれなくなったらまたセローでも買って、スタッフでも「通りがかりのおじさん」でもいいので、さびしいおじさんたちに遊んでもらおうか。