ヒノさんの公式フェイスブックで、じ~じのダカールラリー引退が報じられた。
「長いあいだおつかれさまでした」
という声が多く聞こえるが、これは「ダカールラリーからの引退」であって、ラリーを辞めるわけではないことを、断っておきたい。
1月のダカールから帰国後にお会いしたとき、今回のことは聞いていた。
「御殿場のガレージでひとり、モンゴル用のジムニー仕上げてます」
と、昨日のメールには書かれていた。
すでに次の目標に向かって動いている(そしてさらに次の目標へも)
高齢者の運転事故が毎日のように起きている。
幼い子供が巻き込まれたニュースを見るたび、
「これがもし自分の娘だったら?」
と思うと、胸が張り裂けそうになる。
じ~じも今年78歳。
ほんとうなら免許返納を考える歳だろうが、目標がある限りこの人は、ずっと走り続けるのだろう。
次の目標のことをここに書けるのも、そう遠くないはず。
いつまでも青春真っ盛りのおじいちゃんに、サミュエルウルマンの詩「青春」の一節を送ります。
青春とは人生のある期間を言うのではなく、心の様相(ようそう)を言うのだ。
優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦(きょうだ)を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、
優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦(きょうだ)を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、
こう言う様相を青春と言うのだ。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失うときに初めて老いが来る。歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。 「歳を重ねただけで人は老いない、理想を失うときにはじめて老いが来る」
たとえ100歳になっても熱い情熱を持ってい生きているだろう、この御仁。
まだまだやりたいことがありすぎるオヤジたちは、いつまでたっても青春ド真ん中。
40や50で
「オレの人生こんなもの」
って、人生達観したような「とっちゃん坊や」は、
オヤジたちにカツを入れてもらえばいい。
こんなすてきな人生の先輩達に、巡り会えたことを心から感謝します。