R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

dakarの余韻

パリダカ日本事務局のSさんからニュースレターが届いた。
ダカール・ラリーの写真でAP通信社のナターシャ・ピサレンコ女史(Natacha Pisarenko)が受賞した写真が添付されていた。
ナターシャ女史はリオのカーニバルや温暖化で話題の氷河の撮影も、AP通信社のカメラマンとして、撮影しているとのこと。
ラリーにはプロのカメラマンが大勢来ていて、彼らがカメラを構えているところは、ジャンピングスポットだったり砂丘のてっぺんや難所が多く、ヘタすると一生の記念に残ってしまう。

それにしてもプロが撮る写真は「美しい」を通り越して、「怖い」ほど。

イメージ 1

「奈落の底」に落ちていくような。
しかも砂丘の下りはアクセルを開けていかないと、砂の抵抗で前転するので、そこいらのジェットコースターの百倍は怖い......。

イメージ 2

このあとどっちへ下りていくのか、一瞬の判断が天国と地獄の分かれ目に....。

イメージ 3

荘厳な景色におもわず合掌.....
ここまで行かないと、見られない光景。

イメージ 4

上空からの眺めはこんな感じ。こんな「地獄」みたいなところを毎日走っているとは....。

イメージ 5

このカミオンは休息日に修理しているようなので、このあとも走ったのか....。
菅原爺いわく「3mの高さのカミオンが横転すると、首の骨が折れて死ぬ」そうだけど、このドライバーは無事だったみたい。

イメージ 6

「フカフカの」砂の細かさがよくわかる。「龍角散」?
レースが終わって帰国してもしばらくは、カラダ中の「穴という穴から」、こんな砂がいつまでも出てきて、いやでも余韻に浸れるというもの。

砂浜を砂漠に見立てて走っても、「粒子」の大きさも違うし、水分を含んだ海砂は硬く締まっているので、練習にならない。

まだまだ見たい方はこちらから↓
http://www.boston.com/bigpicture/2010/01/dakar_rally_2010.html

カメラマンはみな命がけで1枚いくらの写真を撮っているけど、撮影のためのヘリも、毎日乗れるものではない。
難所に向かうプレスカーはほとんどノーマルの車両なので、事故で命を落とすこともあるけれど、カメラマン同士の座席の奪い合いも熾烈。
そんな貴重なシャッターチャンスを狙う戦いが、毎日繰り広げられている。
そのおかげではるか地の果てで行われている戦いが、こうして見られることに感謝しなくては....。