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大相撲

格闘技好きの祖母の影響で、子供のころは相撲とプロレスが大好きで、幕内力士全員の名前を諳んじられるほど。

あのころの人気力士は、貴乃花(お父さんのほう)、輪島、北の湖千代の富士などなど。
寺尾も良かったなぁ、隆の里も。
大乃国も今はスィーツ親方なんて呼ばれて、いつも行くS君の美容室の常連さんで、たまに見かけるが、当時は本当に強かった。

中でも「ウルフ」の異名をもつ千代の富士は、小さな体でケガに泣かされながらも、大きな北の湖を投げ飛ばし、土俵入りの四股で高々と上げる美しい足は、子供ごころに興奮した。
このころの相撲は視聴率50%もザラという、今からは考えられない超人気番組だった。

上京後はこれまた相撲が三度のメシより好きな叔母のお伴で、蔵前と両国の国技館に通った。
叔母は午前中の、まだ「まげ」も結えない若手の取組みを観るのが好きで、孫ほど違う彼らの活躍を何十年も見守ってきた。

若貴人気のころは連日満員の絶頂期だったが、その後は強い日本人力士がいなくなり、外国人力士ばかり優勝するようになったうえに、時津風部屋の死亡事件や大麻問題などで、人気も下降線を辿る一方で、昔は横綱になる夢を抱いた若者が大勢いた新弟子検査も、最近はさびしい限り....。

そんななか今回の朝青龍暴行事件。
無法者だけど強くて人気のある横綱に、毎回手ぬるい相撲協会の対応と、横綱本人の改まらない態度に、世間の非難も高まっている。

昔、親しかった六本木のお店で、当時まだ現役だった千代の富士を紹介された。
途中、お店の不手際に怒った横綱が、土下座して謝る店長にブランデー1本を、アタマからかけた。
が驚いたのは私だけで、これはいつものことらしく、横綱も「俺らの手は凶器だからカタギに手は出さないよ」って、豪快に笑っていた(カッコイイ.....)。

プロレスラーにも知り合いが何人かいたが、どんなに酔っぱらっても決して、シロートに手は出さなかった相手も出せないけど....)。

今回の事件はたび重なる角界の不祥事も含め、泉下の叔母が聞いたら激怒するほど、あってはならないこと。
ビジネスとして相撲を取り、引退しても親方になる気はさらさら無く、モンゴルに帰って大統領にでも立候補するだろう馬鹿者に、国技の頂点である「横綱」を張る資格はないし、横綱からナメられている親方の「大ちゃん」こと朝汐も同罪だ。
相撲協会が解雇の英断を出すことを期待する。

以前「モンゴル人の強さ」で書いたが、チンギスハンの昔から刷り込まれた、彼らの戦うDNAは、何不自由なく育った今の日本人力士がかなうわけもなく、唯一立ち向かえるのは同じモンゴル出身の白鵬くらい。
http://blogs.yahoo.co.jp/sinano382/2251306.html
「モンゴル人の強さ」

貴乃花親方はそんな腐り切った相撲界を変えるため、理事選に立候補した。
カルテルのような談合体質の角界では、妨害工作もあって敗色濃厚ですが、叔母も若貴兄弟が入門したときからずっと応援していたので、あの世から神風を吹かせてほしいと願う。

いち相撲ファンとして、国技としての大相撲復活に期待している。