先週金・土曜は娘の学校の授業参観日
金曜一時間目の算数を見に行くと、さすがに平日なので来ていたのは、専業主婦のお母さんと、自営業でひとり親方の私だけ(やっぱり正月明けはみんな忙しいのね)。
そして土曜日も奥さんと授業参観へ
さすがに今日はたくさんの親御さんが来ていた
願わくばもう一度小学生に戻りたい。
もっともっと勉強して、東大入って官僚になって政治家になって....
あ、ちょっと違うか
土曜はとにかく寒くて、昼前には東京で雪も降ってきた。
明日はまたHさんとお山を走る予定だが、夜になっても雨はやまない。
さすがに中止かな?と思ったが、ラリークランキングが近いので、Hさんはひとりでも走りに行くそう。
朝7時集合だと5時半には家を出なければ間に合わないが、日の出前だと道路が凍っているかもしれない。
なので集合時間を9時に遅らせてもらい、日が昇った7時に出発。
高速が工事でちょっと渋滞したが、無事8時半に到着。
7時に着いたHさんは朝イチでひと山登って、「ウォーミングアップ」を済ませたらしい。
こちらはウォーミングアップなしで、前回も途中でくじけた「つづら折れが続く激坂」へ。
坂の入り口は広い舗装だが、はるか上まで登りが続いていて、ヤビツ峠の入り口を思い出す。
徐々に登りがきつくなっていく。
舗装なのにフロントタイヤがまくれ上がるって、どんだけきついの.....。
今回ももう少しのところで気力が萎えて、足をついてしまう。
「もくもくと」先を進むHさんを見上げながら、押し上げる。
激坂の後半からそれまでのアスファルトが、滑り止めのついたコンクリートに変わる(雪が降るとクルマでも登れないらしい)。
ここからさらにきつい登りが2キロくらい続く。
オートバイならあっというまに次のコーナーが見えてくるが、人力の自転車はいつまでたっても近づかないのが本当にもどかしいので、前を見ず下だけ見てひたすらペダルを漕ぐ。
今週は毎日スクワットと筋トレをして、仕事のアシでGSに乗る時も、ちょっとだけ腰を浮かせた「空気イス」状態で負荷をかけていた(シートから1センチ浮かすくらいが一番苦しくて、5分も続かない)。
なので少しはアシが強くなったかと思ったが、あいかわらずヘロヘロ。
「ローマは一日にして成らず」。
「継続は力なり」
なんて故事を思い出しながら、必死にペダルを漕ぎ続けること3時間。
先週は激坂の上りで苦しくて、「がむしゃらに」ペダルを漕いでいたら、ひざとももの外側が痛くなった。
そのあと「ランスマ」という番組で、エアロバイクのトレーニングが紹介されていて、
「ももの外側が痛いのはペダリングのとき、ヒザが左右にぶれているから。前に進む力が逃げてしまうので左右の骨盤の高さを一定にして、ひざは真上に上げるように」
とコーチが解説していたような。
そういえばむかしロードの練習会で「こ~じくらぶ」に参加したとき、こ~じさんが
「ペダルを踏みこむのではなく、ひざを内側に向けて{引きあげる}ペダリングを」
と言われたのを思い出した。
「引き上げる」という意味が分かりづらいが、ペダルとシューズをビンディングで固定するロードは、ペダルを踏んで進むママチャリと違い、ペダルを「引き上げる」ように回して、太もも後ろのハムストリングスという筋肉を、使うことができる。
普通の自転車をガシガシ漕ぐと、すぐ「ももの前側」が痛くなるが、これは短距離走で使う筋肉を使っていて、持久力がない。
「自転車で100kmもよく走れるね」
と驚く人がいるが、持久力のあるハムストリングスを使えば、それも可能。
でも私の場合、そもそもハムストリングスを鍛えていないので、ガシガシ踏み込んで疲れてしまうのね......
「今日は秘密のルート行くよ」
と連れていかれたのは
道をふさぐ巨大な倒木を乗り越えて
担いだり押し上げたりを繰り返した先には、フカフカの落ち葉が敷き詰められた、コークスクリューのような最高に楽しい下りが待っていた。
(でも下りが長すぎてひざと太ももがパンパンに)
そして先週に続いてセイコマートでランチ
吹き出た汗が乾いて塩になり、顔がザラザラ。
塩気の抜けたカラダにかつ丼の塩気がしみわたる~
この時点で1時半。
最後にもうひと山登って下って(これが一番つらかった)
まだまだ走るというHさんと別れて、ひとり駐車場へ。
あの山もこの山も自力で登り切った充実感に浸る。
先日買ったマグラのパンツもいい感じ。
久々に履いたレッグウォーマーはちょっとゆるいのか、ずり落ちてくるので帰ったら少し詰めよう。
帰りはガラガラで1時間で帰宅。
風呂を沸かすあいだにクルマと自転車を洗車して、ついでに汚れたウェアを洗濯もして
日曜の午後ゆっくり風呂に入る、この「背徳感」がたまらない。
今回はスズメバチのBAAMを買って飲んだが、効いたのかイマイチわからない。
とにかくハラが減るので、途中の補給食にアンパンは欠かせない。
今までの人生で一番キツいことをしているような。
58にもなってオレはいったい、何を目指しているのか?でもハアハアゼイゼイすることが、たまらない快感になりつつあるのも事実。
ここでも頂上までハイエースで自転車を担ぎ上げ、下ってはまたクルマで上げる「ダウンヒラー」の集団がいた。
それはそれで楽しいのだろうが、苦労して登ったほうが満足感を得られるんじゃないのかな。
平日は自転車で山に登れないし、都内ではハアハアできる長い坂もない。
ならばトレーニングでランニングしようかと、今話題のナイキの厚底シューズでと思ったが、Hさんから
「軽いのじゃ練習にならないでしょ。いっそ鉄ゲタでも買ったら?」
って。なるほどその通り。
近所のビルかマンションの非常階段を、上り下りさせてもらおうか。
山をグイグイ登るには27.5ではなく、29インチの軽いハードテイルがいいことも、なんとなくわかってきた。
ドMのヘンタイさんが集まる「修業場」
これからも通わせていただきますm(__)m